ココロの漢方

風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた少し変わった薬剤師が、健康を保つために漢方を自分で使えるようになるための考え方や、ドラッグストアレベルの漢方を使っての日々の健康管理、価値観を独自の視点からつづるブログです。

四君子湯とドラッグストア漢方と「気」と

数字のつく漢方を覚えて、応用を効かせようシリーズ

 

二陳湯、四逆散と紹介してきましたが

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

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今回は、四君子湯(しくんしとう)

 

を紹介したいと思います。

 

四君子湯は、補気剤としての役割を持つ漢方を押さえる上で非常に重要な漢方になります。

 

 

 

漢方にあって西洋医学にない考え方に、気血水(きけつすい)がありますが

 

この中でも、今回の四君子湯が関わるのは「気」です。

 

気は、一番感覚を掴むのが難しいですが、ドラッグストアレベルですと

 

気力・体力・生命力

 

精神的な気分

 

消化管の動き

 

つまるところ

 

「気」が足りなくなる=気虚と言いますが

 

気虚≒気力・体力や消化管の働きの低下

 

の感覚でいいと思います。

 

ちなみに、

 

気を補うという意味で、補気剤ですが、これも西洋医学にない考え方なので

 

しっかり、押さえておきたいですね。

 

四君子湯の構成生薬は

 

 

人参(朝鮮)

 

朮(びゃくじゅつ)

 

茯苓(ぶくりょう)

 

甘草

 

 

(生姜)

 

(大棗)

 

※( )は、十全大補湯のように、含まれていない場合もあります。

 

以上6つが四君子湯です。ただし、上4つで四君子湯を指す場合もあります。

 

この組み合わせをまず、覚えておきます。

 

白朮を強調したのには理由がありまして

 

補気剤ですので、補う効果があるものを用います

 

〜朮は、利水の漢方ですが

 

〜朮のうち、補う効果があるのは、白朮です。

 

ツムラさんや、JPSさんは蒼朮を使われていますが、理由はわかりません。

 

僕なら、白朮を使っているメーカーさんの製品を使いますね。

 

この組み合わせで有名なドラッグストア漢方は

 

加味帰脾湯(かみきひとう)

 

 

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

 

六君子湯(りっくんしとう)

 

です。

 

この3つの漢方の箱の裏を見れば

 

人参・白朮・茯苓・甘草の4つ

 

そして、加味帰脾湯と六君子湯には生姜・大棗も含まれた正式な四君子湯が含まれていることに気づきます。

 

加味帰脾湯は、よく言われるのが

 

クヨクヨする人、寝れない人、精神不安、貧血気味などありますが

 

四君子湯=気を補う漢方薬がベースであると考えた時、

 

 

まあ、そう言われてみると確かにそうかもしれんけど・・・という感覚になりますね。

 

六君子湯も、胃腸の働きを云々と書いてますが

 

 

六君子湯は、前の二陳湯の記事を読むとわかりますが

 

 

六君子湯=四君子湯(生姜、大棗を含むもの)+陳皮+半夏

 

であると言えますし、二陳湯の加減でもあると考えられます

 

つまり、水毒(うまく水をさばけていない人)に用いるということ。

 

僕らは、六君子湯はグレリン分泌促進して食欲を・・・と薬学部では習います

 

 

まあ、これも大事ですが

 

 

水毒対策=だるさの原因であったりする、身体の余分な湿気のようなものを取っていく重要な役割を忘れてはいけません。

 

 

箱のウリ文句に惑わされるでなく、

 

 

真っ先に構成生薬=何が入っているのか?を確認する癖をつけれるようになると、応用が随分効くようになります。

 

 

加味帰脾湯と十全大補湯は、長くなりそうなので次回にしようと思います^^