ココロの漢方

風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた少し変わった薬剤師が、健康を保つために漢方を自分で使えるようになるための考え方や、ドラッグストアレベルの漢方を使っての日々の健康管理、価値観を独自の視点からつづるブログです。

疲れた時にはこれ1包、補中益気湯エキス♪の5つのこばなし【前編】

 タイトル、どこかで聞いたような、、、

 

においも汚れもこれ一本、トイレマジッ◯リンスプレー♪

 

いや、気のせい、、、

 

僕の漢方系の記事も、かれこれ50本近くになりますが

 

(漢方系の記事を)全部読んだら、健康寿命がワンチャンス10年は伸びるかも!?と思って書いています。

 

 

 

今回もそうです。

 

僕が、一番お気に入りかつ愛用している漢方が、この補中益気湯。

 

ほちゅうえっきとう、と読みます。

 

別名「医王湯」

 

小笠原諸島の某島みたいですね。

 

ドラッグストアにも、医療用の半量で薄いものですが、あります。

 

個人的に常備薬にすべき7品の1つ。

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

いつものように、構成生薬を見ていきますと

 

人参(朝鮮)

 

黄耆(オウギ)

 

「白」朮(「ビャク」ジュツ)

 

甘草(カンゾウ)

 

柴胡(サイコ)

 

升麻(ショウマ)

 

当帰(トウキ)

 

陳皮(チンピ)

 

大棗(タイソウ、ダイソウ)

 

生姜(ショウキョウ)

 

 

です。

 

 

1つ目。気力体力の回復。

 

人参

 

黄耆

 

の組み合わせで

 

いわゆる「参耆剤(じんぎざい)」として。

 

参耆剤は、気力体力の回復に用いる有名なコンビ。

 

風邪で、咳をしまくって体力を激しく消耗して、立てないくらいへばった時

 

風邪引いたときに飲みたい一品。

 

疲れが溜まっているときに、寝る前に医療用の濃さで1包でものむと、個人的には翌朝の感覚が違います。

 

西洋医学にはできない、この気力体力の回復というものを

 

ふとぅーにやってのけてくれるから不思議。

 

モンスターエナジーなどのカフェインは、一種の興奮剤です

 

一言でいえば、覚醒剤みたいに一時的に興奮させてごまかしているだけです。

 

漢方には気血水というものがありますが、このうち

 

 

これが足りない状態が疲労などで、これを補充してやることが疲労回復ということになります。

 

気血水のうち、一番意味をつかみにくいのがこの気であると思います。

 

もう、感覚的に捉えるしかないです。

 

気は、他にも考え方がありますが今回は割愛。

 

とにかく、普段使いで補中益気湯で気力回復するのは最終手段で、普段から無理をしないことが肝要になります。

 

↓キバナオウギ。葉っぱを見ると、、、そうマメ科なんです^^

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2つ目。内臓の筋肉の引き締め

 

これは、意外かもしれません。

 

升堤(しょうてい)作用といいます。

 

通常量(ドラッグストア2倍の濃度)でも、なかなかこの効果が出にくいとは言われていますが、一応解説しておきます。

 

黄耆

 

柴胡

 

升麻

 

これらに、その効果があると言われていて

 

 消化管の筋肉を引き締めてやって、消化能力を上げて

 

しっかりと食事を摂れるようになって、内側から元気になるようにする感覚。

 

 

食い力なんて、言葉があるように。

 

そこで、

   

脱肛

 

子宮脱

 

など、名前からしていかにも内臓の筋肉がだら〜んとしてそうな状態のものにも使われます。

 

あとは、眼精疲労。

 

ピント調節も、立派な筋肉の仕事ですから。

 

 

 補中益気湯の筋肉引き締め作用、これは、本当に意外ですが

 

ちゃんと、公式な文書にもあります(小太郎漢方さんのをキャプチャー)

 

最後に、脱肛って確かにあります。

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一番最後に、ご注目。

 ↓柴胡(?) 数年前に撮ったやつですが、おそらく柴胡、、、だと思います(笑)

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3つ目。免疫力のアップ

  

現代の研究で、のむと免疫力が上がったり、免疫機能を正常な方へ調整できることが判明しました。

 

免疫を上げるのは、免疫賦活(ふかつ)作用ってやつです。

 

これの何が凄いかって

 

免疫を上げたり、調整することは西洋医学ではできないこと。

 

西洋医学では、G-CSF製剤でせいぜい好中球を増やす程度です。

 

好中球の相手は、菌。

 

カゼのウイルスやがん細胞を減らすことに関わるのは、もう少し小さいリンパ球です。

 

これは、補中益気湯全体としてです。

 

そのため、かつては抗がん剤や放射線治療をやる前に一時的に、大量に飲んでもらってから

 

これらのがん治療でへばらないようにした、という先生もおられたとか。

 

事前に体力をしっかり回復させて治療に耐えうる体を作ろうという算段ですが、注意が必要なので素人技では難しいかと思います。

 

免疫の異常で起こる自己免疫疾患において、免疫の機能を正常にしていくために併用する場合もあるようです。

 

さて、今回はここまでにします。

 

 

残り2つはまた次回に♪

 

 

補中益気湯のおさらい。まずは、3つ。

 

1.気力体力の回復

 

2.内臓の筋肉の引き締め

 

3.免疫の活性化・調整

 

この前使い切ってしまって写真がないので、Amazonでの小太郎さんの商品紹介を貼っときます

  

【第2類医薬品】補中益気湯エキス錠N 165錠

【第2類医薬品】補中益気湯エキス錠N 165錠