ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

【必読】葛根湯のカゼのときの正しい使い方の話 〜葛根湯がなければ、厚着して熱いうどんをすするべし!?〜

 ※書くのに、1年以上迷った内容です

知っておくと、一生使えます。

 

本来の正しい、カゼのときの葛根湯の使い方を解説します♪

 

僕の、発汗一発療法(はっかんいっぱつりょうほう)セット。

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左から、葛根湯、シナモンパウダー(カレー用に買っておいたベトナム産のシナモン)、麻黄湯。

 

後から説明する、麻黄と桂枝の発汗作用を使うので、追加用のシナモンです。

 

 

☆妊婦さん、高齢者の方、子供さんなど箱の裏に使用しないでくださいと書かれている方はやらないでください。

 

非常に難易度が高いので、自己責任でお願い致します。

 

 

 

非常に難しい技ですが、体温を上げて汗をじわっと出すということで、要は体温上げて侵入しつつあるウイルスを弱らせます。

 

このために漢方では、葛根湯や麻黄湯を使います。

 

これらに含まれる「麻黄」と「桂枝」の組み合わせで、

 

 

「発汗する」という効果を使います。

 

 

葛根湯が使える条件は、

 

☆初期も初期

☆肩や首筋がこわばっている

☆汗が出ていない

☆微妙に熱があるのに、なぜか寒気がする

 

 

これらが条件です。いつでも使えるものではありません。

 

まさに、ウイルスが身体に侵入しようとしているとき、このような症状が出ます。

 

この期間は進行が早く、あれよあれよという間に進行します。短時間で症状が劇的に変わっていくのを経験された方は多いと思います。

 

ほんの数時間で葛根湯や麻黄湯は使えなくなります。

 

時間との勝負です。

 

そこで、あくまで汗を出すということの意味、注意点、本質を押さえます。

 

体温を上げて汗をじわっと出すということで、ウイルスを体温上げて弱らせるのが本質。

 

本質を考えると葛根湯が手元になくても、

 

上のような状況になったら

 

南極行けるような着込みをして、マフラー巻いて、ニット帽被って、暖房をMAXに効かせて、

 

とどめに熱〜いうどんやおかゆをすすっても大丈夫です。

 

 

薬に頼らず、人間の側も汗をじわーっと出す努力が必須!

※ドバーっではありません。額にじわーっとかくレベル。

 

 

葛根湯は、その補助にすぎません。

 

 

 

葛根湯のんでも、汗を出す努力をしなければ無意味です! 

 

 

僕がスキー場住み込みしてたときに、レンタルの勤務中に首筋こわばり&寒気したんで、

 

レンタルのスキーウェア2重かさね着と、下に4枚の制服でも暑くなかったです。

 

そして、汗が出るまで30分おきに葛根湯を1包ずつお湯でのむ。(※自己責任でお願いします)

 

まあ変な顔をされましたが、2時間で汗が出てきてあっという間に治り、驚かれたことがあります。

 

※休めよと言われそうですが、スキー場はバタバタと新人が一瞬で辞めることで有名です。それだけ仕事が大変。人が足りない上に、雪不足で雪のあったウチに人が殺到していて、休みたくても休めなかったのです。

 

熱いうどんに、暖房、ヒートテックのような発熱系下着、マフラーとニット帽のコンビは強力です。葛根湯がなくても、これで大概、汗が出ます。

 

僕は、真夏でもマフラーとヒートテックなどの発熱系下着を収納しません。

 

寒気がするときに食べようとは思わないでしょうが、ざるうどんはダメです(笑)

 

サウナでも汗が出ますが、無駄に体力消費するのでNGです。

 

ウイルスと対抗するための体力を残しておかなくてはなりません。

 

注意点としては、汗を出す行為は体力を非常に消耗します。

 

当然ですが体力のない子供や高齢者、妊婦さんはだめです。

 

そしてやるなら、必ず、一発で決め込む。間違っても2回やらない。へとへとになって、病気と戦う体力すらなくなります。ぶり返したら、諦めて寝てください。

 

 

昔からの「汗かいたら治る」ということは、半分正しく、半分間違いです。

 

 

同じように熱はあっても布団をはぎたくなるくらい暑いレベルでは、汗かいたら余計に体力を消耗するので、もう葛根湯はダメです。

 

脱水に気をつけて、スポーツドリンクなどで水分補給します。脱水予防に水分とともに五苓散を一緒にのんでもいいでしょう。

 

こういうときは、トイレに行ってもおしっこが濃縮されてて、ほとんど出ない状態だと思うので、こういう場合は白虎加人参湯を服用したりします。

 

 

おさらいですが、

 

 

あくまで、「初めも初めの方」、ゾクゾク寒気がして、汗はなく、肩や首筋がこわばっていて明らかにいつもと違うよねってときに、

 

 

「すぐに」発汗一発療法を、1度だけやります。

 

 

時間との勝負。

 

 

インフルエンザの麻黄湯も、全く同じです。しかし、汗を出す力が葛根湯よりも強力です

 

さらに、非常に体力を使うこと、そしてウイルスも強力なので、発汗一発療法も非常に難しいので、

 

自信ないならやらない、仮に発汗一発療法で楽になっても必ず病院に行って薬もらってください。

 

発汗一発療法が成功して、少し楽になったら補中益気湯をのんで体力回復をはかり、よく寝ましょう♪

 

※食欲がなければ、六君子湯がオススメです^^

 

調子にのって、仕事なんてしようものならぶり返して長引きます。

 

あと、インフルエンザに葛根湯を使ってしまうと、一旦楽になってもぶり返します。(過去に僕がやりました・・・(――;))

 

インフルは、「急に」強烈な寒気、「筋肉・関節痛」(←これが一番の特徴ですね)

 

あとは意外ですが下痢など、色んなものがまとめて同時にきます。

 

麻黄湯は、葛根湯以上に発汗作用が強い漢方薬です。それだけ、ウイルスが強く、また体力を消耗するということです。

 

 

葛根湯も麻黄湯もカゼ薬「ではない」ことがおわかりいただけたでしょうか。

 

 

間違っても葛根湯などをカゼ薬感覚でのまない。

 

 

これを知らないと、効かないだの麻黄の副作用で寝れないだのと、無用の長物になります。

 

 

もう一度強調しておくと、これらは、発汗一発療法(はっかんいっぱつりょうほう)といって、

 

初期も初期で条件が揃ったとき、汗を出してウイルスを弱らせる技で使う漢方薬です。

 

ブログで紹介していますが、漢方でカゼ薬と呼べるのは

 

参蘇飲(じんそいん)、藿香正気散(かっこうしょうきさん)です。

 

葛根湯や麻黄湯は、初期の初期にしか使えないので、

 

1日3回食前にのんでも効きませんし、そもそも飲むものではありません。

 

発汗一発療法の際は、汗が出るまで葛根湯などを飲むという非常に難しい、何回も自己責任を強調しなあかんくらいのことをやります。

 

暖房MAX、ニット帽、マフラーにフードかぶって汗を出す努力をする前提で

 

 

僕は、30分おきに汗が出るまで、1包ずつ飲みますね。

 

 

肩がこるからと毎日飲んでもいけません。

 

葛根湯の構成生薬を見ると、見事に利水系の生薬が含まれていません。麻黄は単独では利水の作用はありますが、〜朮などのようにしっかりと利水するものではありません。

 

利水剤がないうえに、甘草が入っているので、毎日のめば偽アルドステロン症(後日解説予定)になる可能性もあります。

 

 

それから、発汗一発療法はその名の通り、

 

 

短時間で「一発」で決め込むこと。

 

 

それが、この技の難しいところでもあります。

 

葛根湯使える条件と、葛根湯を使わなくてもいい方法も覚えておきます。

 

いつも、葛根湯が手元にあるとは限りませんので。

 

そして、条件を思い出してみます。

 

☆初期も初期

☆肩や首筋がこわばっている

☆汗が出ていない

☆微妙に熱があるのに、なぜか寒気がする

 

南極行けるような厚着して、暖房MAXに効かせて、ニット帽にマフラーにフードも被って

 

あつ〜〜〜いうどんをすする。

 

 

漢方のカゼ薬の参蘇飲(じんそいん)、藿香正気散(かっこうしょうきさん)の記事はこちら。

 

※藿香正気散の記事は、どちらかというと応用です。胃腸カゼに効きます。 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

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☆妊婦さん、高齢者の方、子供さんなど箱の裏に使用しないでくださいと書かれている方はやらないでください。

 

※自己責任でお願い致します^^

 

一切の責任を負いかねます。