ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

また腸炎になったので、漢方とゲンノショウコを試してみたら、やっぱりめっちゃ効いた話

急なお腹の痛み

 

トイレにかけこむ

 

あれ、最近治ってた過敏性腸症候群かな?

 

いや違う、痛みの質が違うし、お腹冷たいし、寒気するし、ゆるいし・・・

 

あ、腸炎やわ・・・

 

漢方とゲンノショウコを試す機会、夏以来の再来\(^o^)/

 

※普通に立てるレベルの軽症の場合の話です。立てないような重症の場合は、速やかに病院に行かれることを勧めます。

 

 

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とりあえず、時系列。

 

18時頃、異常に気づく。お腹の痛み、トイレかけこみ、お腹冷たい、ゆるい、寒気

 

ドラッグストアにある、

 

脱水予防のための胃苓湯を2回分

 

痛み止めのための桂枝加芍薬湯を2回分

 

をのんでから

 

ゲンノショウコ煎じをつくります

 

10gをコーヒー用のタニタで量り

 

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コメリで買ってきたお茶パックに詰めて

 

手鍋で弱火で600mlの水から煮込む≒煎じます

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20分ほど煎じて、400mlくらいになってるので火を止めて

 

※この間に効かせたいので、煎じをつくる前に胃苓湯と桂枝加芍薬湯をのみます

 

お椀で、ふーふーしながらアツアツを飲みます

 

タンニンの渋みで、ぶるっと震えます

 

このアツアツをふーふーしながら飲むのがポイントで

 

冷えに冷えたお腹がみるみる、温まっていきます

 

これで、一旦様子を見ます

 

この時点で、19時くらいですが、だいぶマシにはなっていますが

 

まだ、寒気やお腹の軽い痛みはあります

 

回数は激減しましたが、トイレにも行きます

 

なので、

 

胃苓湯をもう一回分追加して

 

落ちた体力回復がメインですが、下痢でケッチン病≒死ぬ一歩手前まで体力が落ちることの予防のためも兼ねて

 

猛暑のときに買っておいた清暑益気湯が活躍!

 

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これを、1包でも2包でものみます

 

ついでに、吐き気がしなければ(後述)、残りのゲンノショウコをのみます

 

これで、一旦体力の回復も兼ねて寝ます

 

夜中の1時ころ、目が覚めてもう、ほとんど症状も下痢もなく回復。

 

念のために、ぬるい水か風呂の温度程度のお湯と胃苓湯をのんで脱水予防

 

吐き気がしなければ(後述)、残りのゲンノショウコをもう一度温め直してのんで

 

↑吐き気がしたらストップです。

 

 

再び、寝ます。

 

 

これであかんときは、翌日医者に行って抗生剤もらおうと思っていましたが

 

 

 

今回も、夏のときと同様、数時間で回復。

 

 

 

 

すげーわ、漢方とゲンノショウコ。まじで。

 

 

 

今回使った漢方をおさらいすると

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・ゲンノショウコ(これは生薬)→抗菌、腸の炎症を抑える、下痢止め。日露戦争で大活躍の理由がわかる

 

・胃苓湯→水分を体内に引き込むことによる下痢の脱水予防

 

・桂枝加芍薬湯→腹の痛みを、胃苓湯の厚朴に追加する形でしっかり取る

 

・下痢による体力低下の回復→清暑益気湯

 

☆下痢は、漢方では2つに分けますが、食中毒などこういう系の小腸から来るピシャーっという下痢を

 

泄瀉(せっしゃ)

 

 

といい、せっしゃには、胃苓湯でござる〜♪ 

 

 

腸炎のようなときの漢方の強み、それが

 

 

 

あの、地獄のような腹の痛みが取れること

 

 

 

いや、これ最強でしょう!?

 

 

あれ、実はドラッグストアの漢方で、取れるんですよ、、、

 

 

 

 

知ってるのと、知らんのとで生涯にわたって大違いです^^

 

 

腹の痛み、下痢による脱水が続くと、猛烈に体力を奪われて、漢方でいうケッチン病

 

 

になります。

 

 

僕もなったことがあります。

 

 

漢方の理論上は、四逆湯(湯です、散ではなく!)ですが

 

 

そんなもん、普通の家にも僕の家にもないので

 

 

救急車一択です。

 

 

ケッチンは、死ぬ一歩手前で、手足が氷のように、ろう人形のような感覚になり冷たくなります

 

 

突然、ガタンと落ちるように来ます

 

 

救急車を呼ぶためのスマホが冷たすぎて、持てなくて以前、難儀したことがあります。

 

 

こいつは以下のように、予防するしかありません。

 

 

腹の痛みは、芍薬(桂枝加芍薬湯)と厚朴(胃苓湯に含まれる)で取り

 

脱水は、胃苓湯の利水系の生薬で予防

 

体力の低下を、清暑益気湯の生脈散を応用してカバー

 

さらに、手元にない抗生剤のかわりに、胃苓湯の構成生薬のうち抗菌効果のある厚朴と

 

日露戦争のとき、満州のひどい水から兵士たちを救った

 

アツアツのゲンノショウコ煎じをふーふーしながら飲んで

 

お腹を温め、抗菌とともに炎症も抑えていく

 

※もちろん、全く治らなければ翌日でも当日でも病院へGOです。完全に抗生剤の代わりを果たすわけではありませんので。

 

 

清暑益気湯は売ってないので、含まれる生脈散(しょうみゃくさん)をドラッグストアの漢方でつくれます

 

生脈散は、麦門冬、五味子、人参(朝鮮)ですから

 

麦門冬湯、人参養栄湯で揃います(黄連解毒湯は生脈散に関係ないですが、炎症抑えるので、腸炎に使えます)

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まあ、よっぽど酷いのでなければこれで治りますよ、本当に。

 

 

ちなみに、ゲンノショウコですが一点、注意点があります

 

 

それは、、、

 

 

空きっ腹に短時間で大量に叩き込むと、吐き気がする

 

 

これは、タンニンによるものです

 

 

だから、分けてのみます

 

 

渋抜きした柿を、寝る前にたらふく食べると

 

 

夜中に吐きます

 

 

あれと同じ原理。

 

 

ゲンノショウコ煎じを一気にのむと、めっちゃ、吐きそうになります^^;

 

 

なので、吐き気したら飲むのをやめてください。

 

 

ゲンノショウコは、現の証拠

 

 

が由来とされているくらい、本当に下痢に効きます

 

 

明治のご一新で、西洋医学一辺倒になり、すっかり薬草文化が消えましたが

 

 

これは、最強です

 

 

以前、常備薬にしたい漢方の記事にも書きましたが

 

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ゲンノショウコと胃苓湯はセットで揃えておきましょう♪

 

 

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P.S.

 

あ、もちろん自己責任でお願い致します〜♪