ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

日常が非日常へと変わるとき

先日、実家の次に長く住んだ富山の地を後にしました。

 

アルビスで買い物していこか〜

 

ひみつカレーでカレー買って帰るか〜

 

上日寺で湧き水くんでいくか〜

 

海沿い(日本海)走るか〜

 

あ、今日は立山連峰見えてるな〜

 

今までの日常が

 

全て非日常になる

 

慣れ親しんだ家を後にするとき、がらんどうになった家にお礼を言って出る。

 

ムカデがいっぱい出た。

 

布団に入ってきて、体を這うもんやからこいつを駆除すると、

 

天敵が消えたと喜んで、ゴキ軍団が出没した

 

ゴキ軍団を追って、手のひらほどはあろうかというアシダカグモが出た。これはそのままにしておいた。

 

桜についた毛虫が家の中にまで入ってきた。

 

コイツらをつまみ出す専用の割り箸まで置いていた。

 

この毛虫、モンクロシャチホコといって、マニアの間では糞まで重宝されるくらい美味いらしいが、両方ともついぞ食すことはなかったが、樹齢半世紀の庭の桜から大量に落ちた糞からは桜餅の良い香りがした。

 

その桜の木の下に車を停めると、一日で大変なことになった。

 

庭にはモリアオガエルがいて、よく響く声で鳴いていたし

 

卵も産んでいた

 

大家さんとよく観察したものだ

 

庭の柿の木には市街地のカラスが集結し、人が近づくと柿を落として屋根を転がって、ゴロゴロ・・・ポーンと歩道まで柿が飛んできた。

 

それにしても、緑の豊かな庭だった

 

大家さんに鍵を返しに行く時に、家に入りなさいと言われ

 

入ると、奥様がお抹茶を立ててくださっていた

 

汽車の時間や、自動車屋に車を返さなければいけないのもあるので、30分ほどお話をしていた

 

氷見にきたきっかけ、誘っていただいたカラオケでのこと、これまでのこと

 

いい話をしているのに、つけっぱなしのテレビでは海外ドラマのゾンビが暴れまわっていた

 

何度もお礼を言って、大家さんのお宅を後にする

 

自動車屋までは、幹線道路で信号4つほど。返す直前の車の中で、泣いた。

 

色々な思い出が、交錯して。

 

冬は鉛色の空で苦しめられた。

 

スーツや革靴までカビる、お世辞にも住みやすいとは言えない日本海側の気候

 

それでも、実家の次に長く住んだ場所

 

思い入れがないはずが、ない。

 

地球一周分くらい共にした愛車、オイルは10回、オイルエレメントは5回は変えてもらっただろうか

 

あれを直してくれ、これを直してくれと行くたびに、社長が苦虫を噛み潰したような顔をしていたリースの愛車を返却

 

見てないうちに凹まされたもの以外で、最後まで車同士の事故が一度もなかった

 

パートタイムの四駆入れたら無双覚醒して走れない道はなかった、直列4気筒のエンジンの滑らかさが心地よかったパジェロミニ

 

清里にいたとき、友人のパジェロミニで色んなところに連れて行ってもらったので思い入れがあったパジェロミニ

 

写真だけは、撮っておいた

 

初めて富山に来たときは、6月下旬にして肌寒かったのをよく覚えている

 

雨だった

 

日本海側は、雨が多い

 

帰るときはもちろん

 

土砂降りの雨だった

 

最後の最後で、本当に大切なことを教えてもらった富山の地

 

色々な思い出を、ありがとう

 

様々な出会いをありがとう

 

また、来る日まで。

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