ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

弓道と神秘性と漢方

たまに書きたくなる、わけのわからんタイトルシリーズです。

 

僕は大学生の時は弓道部で、弓道の掲示板から過去の偉大な先生方の射についてなど、マニアックな部員と日々、道場に行っては弓道の色々なことについて語ったものですが

 

その中でも、「弓道部なら、これご存知ですか?」と弓道経験者以外の方と話していて話題に登る本があります。

 

それが

 

弓と禅

 

弓と禅

弓と禅

 

 

発売日が1981年になっていますが、書かれたのは戦前で、その原体験は大正期のことです。

 

最後に読んだのは、10年以上前の21歳頃で詳細はほとんど覚えていませんが

 

皆さんよく話題にされるのが

 

阿波研造先生という実在の、弓道の神様とか弓聖と呼ばれた方の話で

 

この本を書いた、時の東北帝大に哲学の講師として招聘されていたドイツ人のオイゲン・ヘリゲル夫妻の弓の先生(いや、羨ましい・・・)でもあるのですが、あるとき、

 

この「弓聖」阿波研造先生が、大正時代の街灯も月明かりもない真っ暗な夜中に、線香一本だけを的の前に立てて、

 

事実上、的が目で見えない状態で弓を引き絞って放つやら

 

ど真ん中に命中。

 

これだけでも、たいがい凄いのですが

 

さらに、もう1射引くなり、

 

その矢を継ぎ矢(追い矢)といって

 

→→の形に、矢を立て続けに繋げる現象を見せたのです。

 

もはや、目で狙って為せる技ではありません。的に捉われるなということを身を以て示されたのでしょう。

 

現代でも、大学生が自主練で矢を的から抜かないでいて、的にハリネズミのように矢がたくさんぶっ刺さっている状態で弓を引いているとやってしまうことがあります。

 

継ぎ矢された側の矢は、百合の花のように矢が裂けて、かーっと開いてしまって、それはもう矢として使えません。

 

矢は羽の回転が逆のもの2本(甲乙)で1セットですし、高価で貴重品ですからね^^:;

 

これはドイツ人はもちろんのこと、日本人でもぶったまげる技です。

 

と・・・

 

ここでハッとするのは、ここに感動してしまうというのは

 

 

弓道に神秘性を求めすぎてはいやしないかと。

 

 

弓道を語れる人間では到底ありませんが

 

弓道の地味さは、体験した人間にしかわかりません。

 

地味で単純な動きの連続です。飽きます(笑)

 

 

奥の深さがそこにあって、のめり込むのですが、

 

 

そこに神秘性の匂いなど、かけらもありません。

 

 

先日、僕が師と仰ぐ薬剤師にして日本人唯一のチベット医の小川康先生と懇親会で話していて、おっしゃっていた(内容的に)ことで印象的だったというか、以前もよく聞いてましたが

 

 

「みんな、チベット医学に神秘性求めてくるけど、僕が伝えたいのはそんなものじゃなくて、生活に根付いているものであって、もっと人間臭いところなんだよね」

 

 

 漢方も例外ではないと思います。

 

 

画期的な理論で、たちどころに病癒えたり!というものでもない。

 

 

もう、すごい地味です。

 

 

勉強していて、しんどくなります(笑)

 

 

とにかく僕は、本などで神格化されていたり、感動モノとして紹介されているものは一切信用しません(笑)

 

 

20代の頃はそういうものに熱を上げていましたけどね^^:;

 

 

だって、ホンマは地味なことやってわかるので。

 

 

地味やとウケが悪いから、必要以上に美化しとるんやろな〜と。

 

 

地味ばんざい。

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございます^^ 

 

 

 P.S. 大した結果も出していないですが(いちおう二段。しかも5回か6回は、会2秒で基本は5秒や、短すぎるということで皆中しても問答無用で落ちてますw)

 

一番参考にしていて、おもしろいと思ったのはこの本でした。

 

もう一度読むことにしよう♪

 

弓執る心

弓執る心

  • 作者:今村 鯉三郎
  • 出版社/メーカー: 不昧堂出版
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本