ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

こういう時は、身体の「水」の流れが悪いですよ〜というお話

漢方には、気血水(き・けつ・すい)という概念があります。

 

これは、西洋医学にない概念でして

 

何が大きな特徴かと言いますと

 

西洋医学では、気血水の異常に基づく症状はすべて

 

原因不明

 

とされてしまうことです。

 

あなたはね、そういう体質なんだよ〜で終わりです。

 

※ちなみに西洋医学では、原因不明のことを

 

本態性とか、特発性などと称しています。

 

 

昔教わったのは、気血水を生きてるイカに例えて

 

気血水は生きてるイカ

 

血と水は死んだイカ

 

血はスルメ

 

ということでした。

 

あれから数年は経ちますが、これは簡潔かつ絶妙でいい例えだと今になって思います。

 

さて、本題に入りますが

 

身体の「水」の流れというか、水のバランスが悪いときに出てくる症状が色々あって、詳細はフクロウ型の記事に任せますが

 

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その中でも

 

 

天気が悪くなると、頭が痛くなるなど調子が悪くなる

 

電車でスマホいじれない、バスの前の方の席で乗ってるだけで酔うなど、異様に乗り物酔いしやすい

 

身体が重くて、動きが鈍くてだるい。口癖は「よっこらしょ」(特に朝。起きる時)

 

めまい・耳鳴りが増えた気がする

 

冷え性(特に手足の指先など末端)で、真冬にキンキンに冷えたつま先と靴下をストーブに当てると冷えてるはずなのに湿ってて、ジュッと言う

 

年取ってから、いびきがうるさいと言われるようになった

 

 

 

これらはよく見られるものです。

 

 

身体に水が溜まりやすい性質になっています。

 

 

「水」の異常は、水毒や水滞と言われます。

 

 

原因は、主に2つです。

 

 

1.甘いものの摂りすぎ(果物も。あとビールなど、一見甘くない酒も含めて)

 

2.運動不足

 

 

多くの場合、1と2の両方です。

 

 

1の厄介なのは、本人の自覚がないことです。

 

 

え、そんなに甘いもの食べないけど・・・という人の家で、クッキーの箱が数箱積まれているのを見た時は言葉がなくなりました・・・。

 

 

身体の動きが鈍くなってきて、動かすのが億劫になると、いよいよ出不精になって引きこもり、さらに運動不足になって、さらに水滞が悪化するという悪循環を引き起こします。

 

 

僕も甘いもの好きで一時は糖尿を危ぶまれたほどの病的な甘いもの好きでしたが、だいぶ減らして、かつ走ったりして運動した結果、

 

 

アレルギー性鼻炎や、朝のしんどさ、めまいなどが、かなりマシになった自覚があります。

 

 

ネットのまとめ記事にあるような、急激な砂糖断ちは良くないです。麻薬並みの依存性が砂糖にはあって、必ずリバウンドしますので、漸減といって

 

 

コーヒーに入れる砂糖を減らすなど、少しずつ減らすことをオススメします。

 

 

僕は、コーヒーや紅茶には砂糖を入れませんし、ケーキも1年に1回あるかないかくらいしか食べなくなりました。

 

お菓子もあれば少しはいただくけど、自分から買ってまで食べないというレベルまで減らすことに成功しています。

 

 

それでも、甘いもの大好きなんで、気持ちはわかるんですが^^:;

 

 

水が溜まってくるのが重症化すると、筋肉など深い場所に水が入っていきます

 

 

そうなってくると起きてくるのが

 

 

こむらがえり

 

まぶたがピクピクする(眼瞼痙攣)

 

 

です。

 

 

まぶたピクピクくらいなら、附子など利水の生薬レベルでなんとかなりますが

 

 

こむらがえりクラスの重症になると、九味檳榔湯など、逐水といって下痢させて水を抜くような強力なものを使わないといけません。

 

 

こむらがえりに芍薬甘草湯が効くのは有名な話ですが、身体に水を蓄える作用のある甘草の量が桁外れに多い漢方でもあり

 

 

長期で使うと、必ず悪化します。あくまで九味檳榔湯で水を抜いたり、水が溜まる原因を取り除くのが先決であって、芍薬甘草湯は頓服にすぎません。

 

 

 

たかが水、されど水

 

 

 

めまいや耳鳴り

 

人間天気予報マシン

 

こむらがえり、まぶたピクピク

 

お腹をゆするとチャポチャポと音がする

 

口癖がよっこらしょ

 

乗り物酔いしやすい

 

手足の指先が異様に冷える

 

いびきがうるさいと、よく言われるようになった

 

 

こういったものの奥には、「水」の流れの異常があると見て間違いないです。

 

 

そして、漢方で対処できます。

 

 

もちろん、甘いものを減らしたり、運動するという患者サイドの努力も必須になります。

 

 

摩周湖のように意外と深い、「水」のお話でした^^

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございます^^

 

 

低血圧気味で、朝しんどいけど、夜になってくるとテンション上がってくる人はこちら

 

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