ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

喉が痛いときに、自分が使う漢方をまとめてみました♪

冬の太平洋側は、富山在住時代の

 

室温2℃、湿度96%という日本海側とはうってかわって

 

湿度が低くて乾燥していて、喉を頻繁にやられることを実感します。

 

喉が痛むときに、薬剤師の僕が使う漢方を経験則からまとめてみました。

 

今までの記事のダイジェスト版みたいになりますが、

 

知識として知っていれば、半永久的に使えるかもしれません。

 

※葛根湯や麻黄湯など麻黄剤は、しつこいようですが、心不全の人や妊婦さんは禁忌です。汗を出す「布団蒸し」は、小さい子供さんや高齢者の方も控えるべきです。

 

 

1.対処はできるだけ、初期のうちに

 

 喉の痛みに効く漢方で、まず思い浮かぶのは

 

ドラッグストアにある銀翹散(ぎんぎょうさん)です

 

それでも、痛いと思ったら手遅れの場合が多くて

 

銀翹散が目に見えて効くのは、初期の初期

 

例えば

 

やたら、耳の奥がかゆい

 

たまたま、別の粉の薬飲んだら喉にヒリっと貼り付いて、あれ?となった

 

やたら、喉がかわくような感覚がある

 

という状況です。

 

銀翹散は、本当に不味くてかなわん味ですが

 

この時期に飲めば、効くことが多いように感じます。

 

あとは、プロポリスや板藍根もこの時期に飲むべきですね。

 

判断が本当に難しくて、モタモタしていると次の段階に移行してしまい、本格的な痛みとして感じる頃には、効きが悪くなっています。

 

 

2.熱っぽくなってきたときには・・・

 

最初は、熱があるのになぜか寒気がします。(太陽病)

 

この時期を過ぎると、布団をはぎたくなるくらい暑い暑いという段階になります。(陽明病)

 

太陽病期は葛根湯や熱いうどんを食べるなどして発汗させて、陽明病期は白虎加人参湯で冷やしつつ、脱水を予防する措置をとります。

 

さっきまで寒気してたけど、もうしなくなってきたし、熱っぽくてまだ喉が痛い

 

そういうときには、

 

葛根湯に桔梗石膏を加えます。

 

麻黄湯ではなく、解表剤の葛根が大事なので、葛根湯です。

 

この場合の葛根湯は温めるのではなく、葛根の解表(げひょう;色々と意味がありますが、今回は、解熱に近い)の作用を利用します。

 

医療用の単剤としての桔梗石膏は、コタロー漢方だけが製造しています。

 

ツムラしかない場合は、1番の葛根湯に109番の小柴胡湯加桔梗石膏を入れてやります。

 

ただし、小柴胡湯加桔梗石膏など、小柴胡湯系はめちゃくちゃ値段が高いです。

 

桔梗甘草湯を、喉の痛みに飲む場合もありますが

 

桔梗はサポニンが多くて吐き気がすることも、まあまあ、あります。

 

その吐かせる方向に働くのを利用して、去痰作用とするわけです。

 

吐き気にいいのは、生姜(この場合は、ショウキョウと読む)と半夏です。

 

葛根湯には生姜が、小柴胡湯には生姜と半夏が入っていますので

 

こういう組み合わせにすると、吐き気はめったにありません。

 

葛根湯は風邪薬ではないというのが基本ですが、こういう例外的な使い方もあります。

 

といっても、あくまで銀翹散があれば銀翹散を使いますが、すぐに一箱が無くなってしまうことでしょう。

 

 

3.扁桃腺が腫れてる!?

 

これは、よくある喉の痛みとは一線を画する痛みになります。

 

寒気がすれば、葛根湯で吹き飛ばして桔梗石膏や駆風解毒散を飲むのもいいのですが

 

細菌感染していて、悪化すると子供なら腎炎になることもあったり、大人でも潰瘍を起こして水さえ飲めなくなれば病院直行です。

 

あれ? これは、いつもの喉の痛みではないなと思ったら、病院で診てもらうことを勧めます。

 

 

これらは、あくまで対症療法にすぎないので

 

 

 

やはり

 

 

乾燥を予防するために、加湿器を導入すること

 

性能の良い湿度計を常設して、常に50%以上になるようにする

 

出張でホテルに行けば、換気してから、濡れタオルを干す

 

口呼吸が原因なら、副鼻腔炎など原因となっているものを治す

 

扁桃炎を小さい頃から頻発しているなら、一貫堂の解毒証体質かもしれないので治す

 

 

などの日々の積み重ねが大事になります。

 

 

※重要補足「なぜ、熱があるのに寒気がするのか?」

 

不思議ですね^^ 

 

これは、体表の汗腺を閉じて、血流を少なくする

 

車でいうと、意図的にラジエーターのポンプを止めるようなものです。

 

車のエンジンの熱は凄いので、ラジエーターの冷却水をポンプで循環させて、風のあたる、たとえば、車の先端にアルミの細いフィンを置いて、走行中の風に当てて冷やして、その冷やされた冷却水で再びエンジンを冷やして過加熱を防いでいます。

 

人間の体の表面で、風や汗の気化熱である程度冷やされて血液が戻ってくるからこそ、体温が上がりすぎないわけですが

 

これを止めると、車のエンジンならオーバーヒートしてしまいます。

 

人間の体なら、ぐんぐん体温が上昇することになります。

 

これで、元から熱に弱い、菌やウイルスを蒸し焼きにしようという魂胆です。

 

表面の血流が少なくなるのを、寒気として認知するのだと思います。

 

もしくは、寒いと感じたら温めてくれよ、という人間の本能に呼びかけているのかもしれません。

 

こんな時期に解熱剤などで解熱しようとしてもなかなか熱は下がりません。

 

もし下がったら、最悪命に関わります。

 

寒気のする時期に、解熱は厳禁なのです。

 

本能に逆らわないことが大事なのかもしれませんね^^

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございます^^

 

 ☆参考記事

 

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