ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

インフルエンザ対策と、知っておきたい5つのこと

インフルの季節、知っておきたいことを独断と偏見で5つ紹介します

 

1.熱があっても、なぜか寒気がするときは温めるべし(寒気する時に、解熱剤を飲まない!)

 

これは、服薬指導で解熱剤が出てれば、必ず僕が言うことです。

 

七不思議かというくらい、熱があるのになぜ寒気がするのだろうと思うことがあります。

 

漢方を勉強していれば、太陽病がどうのこうのとなりますが

 

この時期に絶対にしてはいけないのが、、、

 

 

 

 

・熱を下げること

(※寒気のする時期にしてはいけない)

 

例えば、解熱剤を飲む、氷枕で冷やすという行為です。(※寒気のする時期にしてはいけない)

 

最悪、命に関わります。

 

昔、大正時代かその頃にスペイン風邪が流行った時、寒気がする人にも、熱があるからと一概に氷枕をあてがって冷やしたのも、被害が拡大した一因であったと当時治療にあたった漢方の名医が語っていたそうです。

 

寒気がする理由は割愛しますが、この時期はとにかく温めること!

 

よく、汗をかけばカゼは治る!

 

というのは、この寒気のする時期に汗をかくと治ることが多いという意味です。

 

葛根湯も麻黄湯も、汗を出すための発汗剤です。

 

詳細は以下の記事に任せますが、麻黄と桂枝の組み合わせで発汗させます。

 

※麻黄湯や葛根湯は、箱にも書いていますが、小さな子どもさん、妊婦さん、高齢者の方は使わないようにしてください。

 

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汗が出るということは、熱を出すということ

 

ウイルスは熱に弱いので、侵入しつつあるウイルスを、一気に蒸し焼きみたいにして熱でシバキ倒そうという魂胆です。

 

こんなときに解熱したら、どうなるか・・・

 

よく勘違いされますし、ドラッグストアの漢方の箱の裏にも書いてあって誤解を招きやすいのですが

 

薬自体には、自分の体力云々は関係ありません。

 

 

相手(ウイルスなど)の強さも大事です。

 

 

相手の強さと、自分の体力・免疫力によって、反応が変わります。

 

 

暑い暑いとうなされるのは、味方も相手も強く、全面戦争になるからであって

 

 

年を取ってくると味方が弱くなり、相手が強いと、症状があまり出ないまま悪化することが多いということです。

 

 

相手(ウイルスなど)が強いと、ちょっとやそっとの発汗では治りません。

 

発汗力、つまり汗を出す力の強さは

 

(弱い)桂枝湯<<葛根湯<<麻黄湯(強い)

 

となります。

 

桂枝湯(≒シナモンチャイ)で治る風邪は、その程度の弱いウイルス

 

首筋がこわばってきて、寒気が強いのは、それなりに強いウイルス

 

いきなり、関節痛から奥歯がガタガタ震えるくらい寒気が来るのは相当強いウイルス

 

ということで、めちゃくちゃ強いウイルスに桂枝湯(≒シナモンチャイ)では

 

戦車に拳銃で戦いを挑むようなものです。

 

歩兵ならいざ知れず、戦車となるとバズーカか対戦車ヘリでも持ってこないと戦えないと思います。

 

北斗の拳でいうと、

 

汚物は消毒だ〜と叫んで、次の瞬間に自分が消毒されてるザコと

 

ラオウとでは、同じ敵でも強さが全く違うのと同じです(わかりにくいかな・・・)

 

 

この時期を過ぎると陽明病と言って、布団をはぎたくなるくらい暑い暑いと騒ぐあのステージに突入します。

 

この時期に汗をかくと余計に脱水が加速するだけでひどくなるので麻黄湯や葛根湯は使わずに、白虎加人参湯とスポーツドリンクなどで脱水予防が肝要になります。

 

 

こういう状態で40℃を超えてきて、これ以上熱が上がると、脳や命に関わるから危険ってときはさすがに解熱剤なりを使って解熱します。

 

 

熱があろうが、寒気がしたら、とにかく温める

 

 

その初期症状の強さが、ウイルスの強さであり

 

 まともに戦えるそれなりの武器でこちらも応戦しなくてはなりません。

 

あれ? 今日寒くない?という軽いレベルなら、シナモンチャイでも桂枝湯エキスにシナモンパウダー足したものでも、

 

※エキスは桂枝が飛んでますので、あれば、スパイス専門店のカレー用のベトナム産シナモンの粉でも入れればだいぶ変わります。

 

↓エキスだと製造過程で飛んでしまう成分の参考記事

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肩甲骨や肩の異様なこわばりと、寒気には葛根湯を

 

いきなり強烈な寒気と、関節痛、下痢などがまとめて来たら麻黄湯を

 

ただし、 発汗力が強いものは相当に体力を消耗します。

 

僕は、インフルエンザに葛根湯で対応するとどうなるかなと思って

 

20代で、体力もあったので

 

3回連続で発汗をやったことがあります。(真似禁止。絶対、禁止。)

 

いずれも、楽になったかと思いきや、すぐに寒気がぶり返し

 

ついに、体力を消耗し尽くして立てなくなりました(ToT)

 

ドラッグストアの麻黄湯の箱裏に、体力が比較的充実した者向けと書いてあるのは、あながち間違いではないとも言えます。

 

それゆえに箱にも書いていますが、体力のない小さな子どもさん、過度の発汗を禁じる妊婦さん、高齢者の方による葛根湯や麻黄湯を使った布団蒸しは避けたほうが無難です。

 

 

 

 

 

2.感染者の飛沫を吸ったら、誰でもかかると思うべし

 

飛沫(ひまつ)というのは、唾の小さな粒です。

 

ウイルスが、ドラゴンボールZでいうと、筋斗雲に乗った悟空サみたいに唾のミストに乗っています。

 

距離にして、1mから2m程度の、いわゆる至近距離です。

 

よく、俺(わたし)は、インフルかかったことないし、大丈夫!という人がいますが、、、

 

それは、単に飛沫を吸ってないだけです。

 

近くに感染者がいて、その人と会話したりして飛沫を吸っていれば遅かれ早かれ症状が出ます。

 

ちなみに、結核の飛沫「核」感染というのは、水分がない分もっと厄介で、これはフワフワ飛んでいくので、体育館クラスの広さでも感染すると言われています。

 

小さい頃から中耳炎や扁桃炎のオンパレで、くすぐったがり、大人になってアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎を起こしている、いわゆる一貫堂解毒証体質の人は結核にご用心ください。

 

↓解毒証体質については、こちら 

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3.よく分からない情報に惑わされない

 

最近、ワクチンが危険だから打たないとか色々聞きますし、その類の情報が溢れています。

 

僕は、ワクチンは破傷風や狂犬病などを、バングラデシュに行く前にいろんな種類をとにかく打ってましたが

 

インフルのワクチンだけは、打つ度になぜか調子がめちゃくちゃ悪くなるので打ちません。

 

打ちたい人は、自己責任で打ってもらえばいいんじゃないのかなと思っています。

 

ただし、過信しないこと。

 

最強のお守りを身につけたから大丈夫みたいな、過信は禁物です。

 

飛沫を吸えば、感染します。

 

重症化は免れるかもしれないけど、

 

それなりに、熱も出てきて苦しみます。

 

予防接種打ったけど、インフルにかかったよ!?

 

という方に、誰しもが会ったことがあるとは思います。

 

情報が少なすぎて、判断に迷うこともありますが

 

 

打ってたから、今元気なわけで、その症状で済んだのかもしれないと考えられるわけでもあります。

 

 

 

4,気管支炎や肺炎に注意

  

僕もなりましたが、麻黄湯で吹き飛ばして楽になったと思いきや、しばらくして気管支炎や肺炎になったりします。

 

まあ、これがかなりキツイ^^:;

 

インフルに限らず、風邪でも汗出しだけで治ってくれないことも、しばしばです。

 

むしろ、こっちのほうが長引いて怖いと思うので、経過観察は慎重に行う必要があると思っています。

 

立てなくなるような酷い咳と痰に色のつく、気管支炎や肺炎になったら漢方だけでは厳しく、抗生物質がマストアイテムになります。

 

西洋医学がどうのこうのという人も、そこは病院に素直に行ったほうが無難です。

 

 

 

5.かからない努力と、移さない努力を

 

かからない努力も大事です。

 

しっかりとしたマスクがあれば、唾(飛沫)が飛んできても止まります。

 

ウイルス単独以上に、ウイルス付の飛沫を吸わないことです。

 

家に帰ってからの手洗いは、何よりも大事。

 

みかんを手で食べる時期なので、スマホを外出先で触った手で食べれば感染のリスクが上がります。

 

 

コンビニの海苔巻おにぎりも同様。

 

かかったと思ったら、咳で飛沫を飛ばさない努力(マスクの着用)が大事です

 

湿度を50%以上に適度に保てる、プラズマクラスターやナノイーの出る加湿空気清浄機を購入するのも手でしょう。

 

治ったと思っても、しばらくはウイルスを排出していますので、油断は禁物です。

 

 

まとめると、

 

 

かかるときは、かかるので過度に心配するのではなく

 

 

予防に徹して、かかったらかかったでその時はその時や〜くらいの緩い気持ちでいたほうが冬を楽しく乗り切れるのではないかなと最近は思います。

 

 

先日紹介した、昔の韓国のお医者さんのドラマのホジュンでも

 

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ビビる心の隙間があると、病はそこを突いてくる

 

 

というような表現がありましたが、本当にそうだと思います。

 

 

☆今回も、最後までお読み頂きありがとうございます^^