ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

漢方相談薬局の強みとは?

漢方薬局のイメージといえば・・・

 

保険が効かなくて、高そう

 

とりあえず、めちゃくちゃ入りづらい

 

わけのわからん、漢字だらけののぼりがいっぱい店先に立っている

 

エアコン効いていない(特に春秋と初夏)

 

癖のあるオヤジがやっている

 

会計時、現金が足りるか実はちょっと怖い

 

などなど、まああまり良くないイメージがあると思います。

 

僕は、漢方相談専門薬局も漢方系の調剤薬局も両方勤めてわかったことがありまして

 

 

漢方相談薬局の強み

 

 

それは

 

 

じっくり話を聞ける(聞いてもらえる)環境がある

 

 

ということが第一に挙げられると思います。特に、初回。

 

場所によりますが、短くても30分

 

初回は50分から1時間は聞くという場所もあります。

 

病院は確かに保険が効いて、安く済みます。

 

ところで、話を少し変えますが

 

韓国ドラマに「ホジュン」という昔の医師の話があります。アマゾンプライムにもリメイクが来ていますが

 

恵民署(ヘーミンソ)という、庶民向けの公設医院のようなものがあるのですが

 

まあ、安いので人が大量に押し寄せてきて、登場人物からは地獄のようだと言われています。

 

これは、地獄かどうかはさておき現代でも同じです。

 

保険が効くというのは、現代の恵民署みたいなものですから

 

漢方系の医院は保険は効くものの、たくさんの患者さんを時間内にさばかねばならず、どうしても1人の人にかけられる時間は限られます

 

グーグルレビューなどでも、☆が少ない医院さんの中には

 

「話を聞いてくれない」

 

と書かれている場合が多いです。

 

性格に問題がある場合も、多少はあるかもしれませんが、

 

多くの場合、聞きたいけれども、一人ひとりじっくり聞いていると日が暮れてしまう

 

というのが現状だと思います。

 

僕は、今後もやっていく予定の対面セッションのモニターを昨年募集したとき

 

「話を聞いてくれてありがとう」

 

ということを聞いて、ハッとしたものです。

 

みんな、話を聞いてもらいたいのです。

 

漢方をやっていて思うのは

 

漢方含めて治療の効果は、信頼関係が半分かそれ以上関わってくるのではないか、ということ。

 

僕が尊敬する漢方薬局の先生は、初回は50分間で数千円と安くなくて有料ですが、

 

そのかわりに一切その人を否定せずにじっくり話を聞くとおっしゃっていて、連日大人気のご様子。

 

かといって特段、例えば鍼灸師の資格も持っていて刺絡するなどの、明らかに変わった治療法をされているわけではない印象を受けます(違ってたらゴメンなさい^^;)

 

今までは、医療機関を選ぶ基準は近所や駅前にあるとか

 

薬局も医院の門前だからと

 

ほぼ立地が理由で、正直治れば、薬くれればどこでもいいというのが多かったでしょうが

 

 

「話を聞いてもらえるかどうか」

 

「その人の薬局(またはお店)だから行く」

 

 

つながりが重視されるようになるというか、地方のお店のようにやっている人が基準になってくるというか

 

 

これらは、これからの時代の新しい医療機関を選択する価値基準になると考えています。

 

 

あと、安いつながりですが、保険適用で安くなる分、やはり本気度に欠ける人が多いことは否めない印象を受けます。

 

 

薬だけ飲んでればで治るのではなく、患者サイドとしても相応の努力が求められるのが治療というもの。

 

 

大人で、器質的な問題もない五体満足で、漢方治療を標榜している医院を受診しているにもかかわらず、

 

「粉薬のみたくない」

 

「苦いの嫌だ」

 

というのが本気度に欠ける一例でしょう。本当に見たことがあります。

 

 

確定申告できるとはいえ、全額自費の漢方相談専門薬局に来られる方で

 

 

器質的な問題がある場合を除いて、上記のような文句を言う人は、まずいないと思います。

 

 

あとは、

 

それぞれの人に合った漢方を、きめ細かく出しやすい

 

効く健康食品を置いている

 

 

ということでしょう。

 

 

保険適用の医院ですと相当数の患者さんをさばかねばならず、また、エキスや煎じも2剤のみに限られます。

 

 

あと、保険適用の漢方薬は意外と限られていて、例えばドラッグストアにはある喉の痛みによく効く銀翹散や、扁桃炎に使う駆風解毒湯、胃腸カゼやクーラー病に使う藿香正気散、女性の味方である芎帰調血飲第一加減、頭痛の第一選択である清上けん痛湯など、

 

名前も聞いたことないけど、よく使われていて、よく効くこれらは全て、保険適用外です。

 

コタローさんが一般用医薬品で漢方薬局向けの製品として作っている「さじクラブ」として出しているものが有名ですが、相談薬局向けなので保険適用外なのです。

 

 ちなみに、漢方医院の処方箋で、漢方が2剤だけで他は西洋薬で、あれ?となったこともある方もいらっしゃるかもしれませんが

 

 

煎じもエキスも2剤までが保険適用です。それ以後は自費扱いになります。

 

 

それぞれに応じたきめ細かい処方を、相当数の患者さん分について出してしまうと、医院も薬局も負担は相当なものとなり、また相当な待ち時間になってドアも閉まらないほどの大行列になってしまいます。

 

漢方医院の門前薬局でないと、処方箋が特殊すぎて他の調剤薬局では扱えないことも、特に煎じ薬では大いにあり得ると思います。

 

昔は院内処方で対応したようですが、医薬分業が叫ばれる最近ではそういう医院さんもほとんどなくなってしまったと思います。

 

 

それゆえに、個々に応じたものを都度、様子を見て作ることは、かなり難しいと思います。

 

 

健康食品については、実は市場に多く出回っていない健康食品もたくさんあります。

 

 

作った人が、売る人を選んで売っているということです。

 

 

さすがの僕も半信半疑で試してみたら、いや!? マジかよ!?

 

 

というくらい、効果があったものもあります。

 

 

その代わり、高いです。

 

 

びっくりするくらい・・・

 

 

それでも、訪れる人の目が肥えている漢方薬局の店頭から消えないのは

 

 

それだけの価値があるということです。

 

 

 

 

安い高いではなく、こういう価値観でお気に入りの漢方薬局を探されてみるのもいいかもしれません^^

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきましてありがとうございます^^