ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

喉の痛みには桔梗のはなし

桔梗の花は独特で、人の目を惹くものがあります

 

国内では、残念ながら野生のものは数が非常に少なくなっており

 

下の写真も含めて、よくその辺で見かける桔梗は野生種ではありません。 

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富山は砺波市の有名なお蕎麦屋さんの店先に咲いていたもの(笑)



 

その桔梗の根っこには、我々とは切っても切れない縁があります

 

特に喉の痛みと風邪などの痰に関して・・・

 

その話を今回はしていきたいと思います。

 

 

 以前、銀翹散の記事でも書きましたが

 

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銀翹散でも参蘇飲でもクシャミ風邪の麻黄附子細辛湯なんでもそうですが、

 

初期の初期に使って、パパっと治すと後が楽で尾を引きません。

 

しかし、出遅れると重症化して、漢方を使ってもなかなか治りません。

 

喉の痛みなんかは、その最たるもので

 

「喉が痛い」

 

この時点で手遅れだと思っています。

 

もう、炎症が起きてるのか正直わからないくらいのレベル

 

たまたま粉の漢方飲んだら、いつもと違ってやたらと喉に張り付く感じがする

 

カラオケ後に、あ、少しイガイガしてるかも!?

 

耳の奥がかゆい

 

という「微々たる、違和感のレベル」

 

で対処しなければ効きが悪くなるのが難しいところです。

 

 

喉の痛みには、桔梗と甘草の組み合わせがよく効きます

 

 

というか、基本的に喉の痛みに良さそうな漢方(?)に入っています。

 

・たま〜にドラッグストアに置かれている桔梗湯(桔梗と甘草のみ)

 

・銀翹散

 

・扁桃腺の腫れによく効く駆風解毒散

 

・参蘇飲(漢方のカゼ薬といえば、コレ)

 

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・大元がカゼの荊防敗毒散の、十味敗毒湯(皮膚系2本柱の1つ)

 

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アメリカ人が作ったと言われる排膿散及湯・・・

 

排膿散及湯

 

はいのうさんきゅうとう

 

Hi ! No, Thank you...

 

※ここまで言ってあれですが、冗談です^^;

 

ちなみに排膿散及湯は、本当に存在します。 

 

 桔梗と甘草の組み合わせは、いろんなところで活躍しています。

 

難しい使い方にはなりますが、既に甘草が含まれている葛根湯

 

これに桔梗石膏を入れると桔梗湯のようになります。

 

生姜や大棗も入ってますから、排膿湯というものに近くもなります。

 

桔梗はサポニンが多く、最近流行りのオンジもそうですがサポニンが多いものは副作用に吐き気が出たりします。

 

その吐くというか、出す方向に働くのが結果として去痰になるわけです。

 

とはいっても吐くのは辛いので、それを生姜や大棗を胃薬として副作用を抑えにいったのが、排膿湯です。

 

葛根湯には麻黄も入っていますから桔梗石膏の石膏との組み合わせで、麻黄と石膏の滲出性炎症(赤くヒリヒリ腫れてる炎症)を抑えるコンビにもなります。

 

僕は、寒気が酷いときは葛根湯だけで吹き飛ばして

 

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楽になったら、桔梗石膏を後から飲んだりします。

 

石膏には冷やす・汗を止める作用がありますので、発汗一発療法には向きません。

 

寒気も少なくなってきていて、熱っぽくなってき始めてて、それでもなお喉が痛い

 

そういうときに、併せて飲んだりします。

 

あと僕は、寒気さえなければ、

 

銀翹散にも桔梗石膏を入れて飲んだりします。

 

銀翹散に既に桔梗と甘草は入っていますが、増強のために入れます。

 

わりと効きます。

 

参蘇飲の桔梗と甘草は、枳実や枳穀とともに痰を出す去痰薬になります。

 

参蘇飲は、漢方の総合感冒薬とはいえ、炎症を抑える作用は弱いので

 

喉の痛みには、銀翹散や桔梗石膏などを足すことをオススメします。

 

色々紹介しましたが、喉や扁桃腺の痛みって僕のイメージでは

 

 

ストレス(疲れも)が重なっているときに来る

 

 

特に、環境が大きく変わってようやく慣れ始めた頃に、、、

 

 

そんなイメージがあります。

 

少し安めというサインなのかもしれません。

 

補中益気湯などをのんで、よく寝る

 

など、身体を労ってあげる時期に来ているのかもしれません。

 

とはいえ、喉が痛いと普段の生活に支障をきたすので

 

漢方の力を借りつつ、休んでいけばいいと思いこの記事を書いてみました。

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました^^