ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

アウトドアと漢方 〜ブヨなどの虫刺されにも漢方を〜

昔、北海道にいたとき自然の豊かさゆえか、内地(本州)とは桁違いに

 

大量の虫がいたのには驚きました。

 

クルマで走れば、フロント部は虫だらけです。

 

↓摩周湖の伏流水と言われる、神の子池。魚が二匹(オショロコマ)泳いでいます。浅いようで、深さは5mあったはずです・・・

 

2階建ての家くらいの高さがあるのに、その底まで見えるところが、水の透明度の高さを物語っています。

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摩周湖や神の子池に限らず、水のきれいなところには有名な毒虫がおり

 

ブヨ(ブユ、ブト)です。

 

これは特に辛くて、強烈に痛かゆいやら、汁が出てくるやら、腫れ上がってくるわでロクなことがありませんが

 

それでもブヨがいるということは、近くに水のきれいな場所がある証拠なのです。

 

虫除けスプレーのかかりが薄い場所や、肘の裏など見事に人の視界の死角を狙って来ます。

 

そういう時にも、実は漢方が良いのです。

 

 

まず、麻黄附子細辛湯

 

 

妊婦さんや心不全の人など、麻黄がダメな人はダメですが

 

 

これは、花粉症の鼻水の滝に本当によく効きます。

 

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花粉症の鼻水の滝は、1型アレルギーと言われるもので

 

これに、麻黄と附子と細辛の組み合わせがよく効きます。

 

虫刺されで腫れるのも、一種の1型アレルギーですから

 

麻黄附子細辛湯が効きます。

 

 

かゆみ止めには、消風散

 

蕁麻疹など、皮膚系の病気の、十味敗毒湯と並ぶ二本柱ですが

 

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消風散を麻黄附子細辛湯と併せて使えば

 

かゆみ止めとともに

 

麻黄附子細辛湯の麻黄

 

消風散の石膏

 

そして同じく消風散の蒼朮や白朮という利水の生薬の組み合わせは

 

越婢加朮湯の組み合わせになります。

 

赤くヒリヒリと腫れ上がる、滲出性炎症と言われるものを

 

 

麻黄と石膏で抑えて、〜朮で水を抜きます。

 

 

僕は、野山に行く際には、インセクトポイズンリムーバーとともに

 

 

「麻黄附子細辛湯」と「消風散」(加えて越婢加朮湯)を必ずセットで持参します。

 

 

五苓散や胃苓湯、白虎加人参湯なども目的に合わせて携行するも良し

 

 

これからの時代、アウトドアに漢方は欠かせない時代になってくるでしょう

 

※ちなみに宿に帰って、風呂場のドライヤーで噛まれた場所を熱っ熱っと言いながら当てて、ブヨのタンパク毒を、生卵を目玉焼きにするように失活させて、かゆみを止める荒療治もあります。火傷と隣り合わせですので、こちらも自己責任です。

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

 

↓うっすらとした霧と神の子池。美しいのですが、ここで2ヶ所、ブヨにやられてます(笑)

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