ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

100キロウォーク最大の謎を考える。98キロより、50キロが辛かったのはなぜ?

100キロウォークは、僕の経験上、人生最大の生き地獄でした

 

しかし、この生き地獄の100キロウォークで後から考えてもわからない謎が1つあり

 

それは、、、

 

 

 

 

98キロ地点よりも、50キロ地点の方が圧倒的に辛かった

 

 

ということ。

 

 

普通、逆ですよね?

 

 

実際、50キロ地点のリタイアの多さにはびっくりしましたが

 

 

98キロ地点は、違反とわかっていながら走ってる人まで出るレベル

 

 

あ、僕は歩きましたよ。。。

 

 

この謎を今回、考えてみたいと思います。

 

 

まず、辛さを時系列で距離ごとに簡単に書いていきます。()は心境。

 

 

10キロ・・・楽しい♪(よ・ゆ・う♪)

 

15キロ・・・早ければ足に水ぶくれ。もう、いいかな。ヤクルト3本飲んだ感覚

(正直、もう、、、ええかな。。。)

 

20キロ・・・高確率で水ぶくれができる。結構、歩くたびに水ぶくれが痛む。

(水ぶくれめっちゃ痛い。てか、あと80キロ、、、かよ)

 

30キロ・・・早い人で水ぶくれ地獄リタイア。結構、足もだるい。

(ほんまに、もうええわ。もう、夕方やん・・・いや、まだあと70キロ、、、かよ)

 

40キロ・・・真っ暗。関節が痛み、足を引きずる人続出。僕も足を引きずり、奥歯を噛み締めて歩く。

(痛い、痛い、痛い・・・あれ? 1キロってこんなに長かったっけ?)

 

50キロ・・・夜も普段は寝る時間。食事ポイントがあるが、オレもリタイア、私もリタイアとリタイアが大量に出る

(痛い、ほんまに股関節が割れそう・・・あと、、、え、、、半分もあるんかよ、、、夜やで、今・・・)

 

60キロ・・・辛い×1000 無言。睡眠不足、痛み、寒さ、気力の低下は容赦なく理性を奪う。ときに咆哮し、ときに白目を剥く

(なんで、こんなに苦しまなあかんねん。なんの意味があんねん。もう、ええ。どうでもええ。辞めたい、辞めたい、辞めたい・・・ふざけんなよ、出ろって言った社長なんかどうでもええ、はよ辞めたい・・・1キロ長い、1キロ長い、チェックポイントまでまだ?100メートルってこんなに長かったっけ?)

 

70キロ・・・60キロの心境の辛さ、さらに加速

(もう、こんなもんどうでもええわ、をずっと言い続ける)

 

80キロ・・・夜が明けはじめ、白くなる地平線、知人の応援と、そういえばあと20キロやん!と急に楽になり始める

(あれ、オレ行けるんちゃう??)

 

90キロ・・・あれほど痛かった関節痛はどこへやら、スイスイ歩く

(いける、いける♪ この道知ってる、後少しや)

 

98キロ・・・(ああ、もうすぐ終わりか〜 アイツ、走りやがって・・・オレも走りたいけど、我慢して歩こう)

 

100キロ・・・誰か知らんけど、肩くんでノリノリでゴール

(ああ、やっと終わった。開放される〜♪)

 

 

40〜70キロの股関節の痛みがどれくらいかというと

 

 

カチカチのコンクリートをバキバキ砕く感覚で、激痛が走るので

 

舌を噛み切らないように、奥歯を噛み締めて、すれば痛みが減るという肛門引き締めをして

 

唸りながら立ち上がることを

 

数百メートルごとに繰り返します

 

休憩しないと歩けない

 

でも休憩すると、激痛が走る

 

というジレンマの闘い。

 

おがさわら丸で、太平洋のど真ん中で空前の低気圧とバッティングして

 

6時間以上、トイレでマーライオンし続けたのを上回る

 

この地獄

 

 

なぜ、圧倒的に98キロのほうが楽だったか

 

 

その理由はおそらくというか、間違いなく、、、

 

 

 

 

メンタル。

 

 

 

 

 精神論ではなく、本気です。

 

 

フルマラソンの42.195キロ以上は、脳にとって未知数の距離

 

 

脳は、変化を嫌うもの

 

 

危険と判断し、全力で妨害を試みます

 

 

痛み、苦しみ、理性の喪失・・・

 

 

この先、危険だから今すぐ中止せよ!

 

 

本能との闘い。

 

 

これぞ本能寺の変。

 

 

・・・。

 

 

それは、先が見えないまさに、文字通り真っ暗な中でした

 

 

 

しかし、夜が明け始め、あと少しだと感じた瞬間

 

 

あれ? オレ行けるんちゃう??

 

 

に変わった瞬間

 

 

痛みも(ある程度はありましたが・・・)

 

 

苦しみも

 

 

謎の理性の喪失も

 

 

なくなり

 

 

希望へと変わる

 

 

100キロウォークで、一番苦しかったときに意識したことは、ゴールではなく

 

 

 

足を前に出すこと

 

 

 

わずかに残った理性が出した答えが

 

 

 

 

足を前に出すことの繰り返しがゴール

 

 

 

 

足を目の前に出す

 

 

前に出す

 

 

前へ

 

 

前へ

 

 

ただ、それだけを念仏のように唱えて、白目で歩く

 

 

目的地がしっかりあるなら

 

 

足を前に出すことだけを考える

 

 

折返し地点が一番つらい

 

 

流行りの、ワクワクすることをやる

 

 

だけがモチベーションのベースやと目的地がないだけに、ちょっと辛いこと、この暗黒であっさり挫折してしまう

 

 

 

この暗黒期を乗り切るには

 

 

 

 

 目的地をしっかり設定すること

 

 

足を前に出す

 

 

 

ことを考える。

 

 

 

休憩してもいい。けど、それは足を前に出すために休む休憩。

 

 

 

必ず、良くなることを信じて。

 

 

 

前へ

 

 

前へ・・・

 

 

 

夜明け前が一番暗いって、あれはホンマによく言うたもんやとつくづく思います。

 

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☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございました☆彡