ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

常備薬を漢方でそろえるならコレ。漢方好きな薬剤師の選ぶ7つの漢方を紹介

☆かなりの長編になりますが、ここまで詳細に解説した記事も他にないと思っています
 
僕自身が、これらを全て自分でのんだ上で、実際に常備薬にしている上で記事を書いています。
 
 
 
体調を崩しやすいものの、かといってわざわざ病院に行きたくない
 
 
じぶんの普段の健康管理は、じぶんで行いたい
 
 
そんな方のために。
 
 
漢方の中でも、とくに常備薬にできそうなものを独断と偏見で選んでみました☆
 
 
よろしければ、ご参照ください^^ 
 
 
オススメは
 
 
 
やっぱりコタロー(小太郎)漢方ですね、手に入れば(^^)/
 
 
 
 
1.五苓散(ごれいさん)
 
 
漢方唯一、

強いていうなら、シナモンアレルギーと添加物のアレルギー、茯苓や猪苓は一応、きのこですから、キノコアレルギーに、これは非常に微妙なところですが、残留農薬といったところでしょうか

 コレ以外の、ほぼ副作用の考えにくい漢方です
 
下痢の脱水予防&止め、二日酔い、乗り物酔い、低気圧からくる頭痛、高山病予防、むくみ・めまい・・・
 
酒飲む前と、飲んだ後に。脱水を治すので、もう全然違うと皆さんおっしゃいます。
 
酒飲まないので他人の体験談になってしまいますが、数年後に再会して、あの時・・・と言われることもあるくらい、強烈なインパクトを残せるレベルの効果があるようです。
 
市販品は薄い場合もあるので、自己責任で量の加減をするのもありでしょう。
 
油断すれば下痢になる海外旅行に絶対に持っていきたい一品。その際は、英語で説明できるようにしておきたいですね。高山病対策や乗り物酔い対策、強い酒対策にもなりますし。
 
僕は、外出時のカバン、スキーウェアの胸ポケットなど、あらゆるところに忍ばせているので、携帯用にもオフィスの机にも置いておきたい一品。
 
乗り物酔いの酔い止めにもなり、眠くならないです。リバースしてからでは遅いので事前に。
 
個人的な経験では、医療用=DS市販品の2倍の量で、2時間くらい効きます。
 
DS市販品の中で満量は、アルピタンです。
 
ドラッグストアに行けば、いくらでもあります。
  
使い方の難しい葛根湯よりも断然、推すべき一品です。
 
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2.参蘇飲(じんそいん)

 

 

妊婦さんものめる、漢方唯一の総合感冒薬。

 

漢方のカゼ薬といえば、参蘇飲と言っても過言ではありません。

 

葛根湯はカゼ薬ではありません!!

 

参蘇飲には、

 

解熱(軽い)、咳止め、鼻水止め(軽い)、去痰&胃薬が配合。

 

こういうのを、真の総合感冒薬というんやと実感できる一品。

 

喉が痛ければ銀翹散を足したりと

 

プレーンピザにトッピングする感覚の、ベース(基本骨格)として使います。

 

DSには置いてないところが多いですが、Amazonなど通販で購入可能。

 

通販の松浦の分は半量です、2倍=医療用一回分くらい飲まないと効きは悪いですが、加減は自己責任でお願いします。

 

なんで置かないのか、謎の極み。

 

売っている方も、漢方をよくわかってないのが現状です、どげんかせんといかん・・・

 

これは、ガチで家に置いておくべき一品です^^

 

 

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3.藿香正気散(かっこうしょうきさん)

 

胃腸型のカゼ、ノロウイルス、鼻水ドバドバ系花粉症、冷房から来る真夏のクーラー病

 

春夏秋冬、時期を選ばず大活躍の藿香正気散(かっこうしょうきさん)

 

読み方がハイパー難しい。

 

元は胃腸かぜに使うもので、半分くらいは胃薬みたいなものですから、葛根湯や小青竜湯の「麻黄;まおう」のような、注意を要する生薬が入っていないのもオススメの理由です。

 

あと、麻黄剤のみならず、妊婦さんは、箱の裏を見て「のまないでください」の項目に入っているものは駄目です。

 

有名な麻黄剤は、葛根湯、麻黄湯、小青竜湯、五虎湯、防風通聖散=ナイシトールなど・・・。

 

藿香正気散もDSにはほぼ置いてないので、Amazonや楽天など通販で揃えたいですね。

 

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4.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)もしくは、その加減方

 

言わずと知れた、最短5〜6分で効く最速無敵の漢方薬

 

こむらがえりと、中空臓器の痙攣&痛み止めの特効薬

 

なんと、尿路結石の地獄の痛みにも効きます(冷えがなければ)

 

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芍薬と甘草の組み合わせが功を奏します。

 

僕は、スキーのシーズン初めに、アクセル踏む足がつるのを予防するために、

 

冬だけ、クルマのグローブボックスに常備。

 

それ以外の時期は、熱くならないように副変速のシフトノブに袋に入れてくくりつけ。

 

スキー後、芍薬甘草湯をのんでから、クルマの雪落としや道具の手入れをして

 

15分位でそれらの作業が終わって、帰り始める頃には効き始めていることになります

 

なお、下痢の腹痛には、筋肉を緩める芍薬や厚朴を入れます

 

後述の胃苓湯には、厚朴が入っていて腹痛止めになりますが

 

効かない場合、芍薬甘草湯や、同じ芍薬と甘草の組み合わせの応用の、主に消化管の筋肉を緩める桂枝加芍薬湯を追加してやります

 

芍薬甘草湯、一番の注意点は

 

甘草の副作用、偽アルドステロン症です。

 

アルドステロンとは、鉱質コルチコイドというステロイドホルモンのことです

 

甘草はお餅のように身体に水を蓄えて、脱水を予防したりする目的でも使われます

 

例)白虎加人参湯

 

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この作用が出すぎてしまったものが「むくみ」になります。

 

 

長期で使う漢方、例えば補気剤である四君子湯加減の補中益気湯や帰脾湯、十全大補湯などには白朮という利水の生薬でむくみを予防できるので、古人の経験則で副作用が出にくい設計になっています。

 

長期で使うもので利水の生薬が入ってなくても、甘草を少量に抑えているものもあります。

 

ただし、芍薬甘草湯や桔梗湯のように甘草の1日量が3gを超えてきて、茯苓や蒼朮のような利水剤は入っていないものは、毎日定期的にのむと、副作用が出る可能性が高くなるので、あくまで

 

 

頓服(とんぷく)=発作時のみ

 

 

の使用を必ず守ることです。

 

誰がなんと言おうと、1日3回食前の飲み方なんて、間違ってもしてはいけないです。

 

1日3回継続すれば、特に芍薬甘草湯の場合は、偽アルドステロン症が高率で出ると思います。

 

 

それは、単に本来の使い方ではないからです。

 

 

なお、ドラッグストアでもイチオシの品ですが、濃さがバラバラなので

 

調整をしたい、もしくは必要な方には半量のものを

 

それ以外の方には、満量処方をオススメしときます。 

 

【第2類医薬品】ツムラ漢方芍薬甘草湯エキス顆粒 24包

【第2類医薬品】ツムラ漢方芍薬甘草湯エキス顆粒 24包

 

↑半量 

 

【第2類医薬品】コムレケアa 24錠

【第2類医薬品】コムレケアa 24錠

 

 ↑満量

 

 

 

5.胃苓湯(いれいとう)

 

下痢の特効薬です。

 

厚朴には、腹の痛みをとるだけでなく、抗菌効果もあります。

 

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主に小腸の下痢になりますが、ピシャーっと出てくるタイプのものに。

 

冬、特に感染性の下痢が増えるので、必ず常備しておきたいです。

 

下痢は、漢方では2つに分けますが、食中毒などこういう系の小腸から来るピシャーっという下痢を

 

泄瀉(せっしゃ)

 

 

といい、せっしゃには、胃苓湯でござる〜♪ 

 

 

というのも、下痢を繰り返すと

 

体温が下がり、体力が落ちて、手先が氷のように冷たくなることがあります(自身、経験済み)

 

これは、漢方でいうところのケッチン病

 

といって、

 

死ぬ一歩手前

 

なので、これには

 

救急車一択

 

となります。

 

これを防ぐには、

 

下痢の脱水

 

腹痛

 

冷え

 

を止めてやる必要があります

 

病院で抗生物質もらってきたら一緒にのんで、菌をやっつけつつ

 

胃苓湯の構成生薬のうち、

 

利水剤で腸管からの水分吸収を行って下痢と脱水を防ぎ、

 

厚朴で腹痛を止める&抗菌

 

その他の胃薬系生薬で、弱った胃腸を元気にしてやります

 

市販品のクラシエの胃苓湯は、医療用の半量なので、基本的に2倍程度のんでも大丈夫ですというか、大人の場合それくらいのまないと効きが甘いと思います。(いちおう、自己責任でお願いします)

 

お腹があたたまるように、ゲンノショウコ煎じをふーふーしながら飲むのもよし。

 

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【第2類医薬品】胃苓湯エキス錠クラシエ 36錠

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胃苓湯もゲンノショウコもドラッグストアや通販で購入可能です。

 

 

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6.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

 

カゼを引いて寒気したときに、発汗一発療法で汗出しするとヘロヘロになります

 

※葛根湯の正しい使い方、発汗一発療法の詳説はこちら↓

 

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最近、疲れていてフラフラする

 

カゼを引いて、咳しまくったら立てないくらいへばった

 

など、ヘロヘロで弱ったときの友が

 

補中益気湯

 

別名「医王湯」

 

読みだけ聞くと、戦争で有名になった小笠原諸島の某島のような名前・・・

 

抗がん剤や放射線治療をやる前に一時的に大量にのませて免疫を上げて、へばらないようにするという使い方をされた先生も過去におられたらしいです。

 

免疫の調整力があることもわかっているので、自己免疫疾患やアレルギーなどの体質改善に使われることもあります。

 

カゼのときと、へばったときの友。

 

これもドラッグストアで購入可能です。

 

DS販売分は医療用の半分程度と薄いので、ごく短期間なら「自己責任」で、量を加減してもいいかもしれないですね。

 

僕はしてます。

 

疲れてフラフラしたとき、医療用の量で何回かのむと感覚が違うのがわかるくらい。

 

※寝る前に飲むと、寝る前に元気になって寝つきが悪くなります(笑)

 

間違っても、仕事などで無理するためのモンスターエナジーやドーピング感覚で使わないことです

 

オススメは、白朮(ビャクジュツ)をきちんと使っているメーカーのものですね。

 

蒼朮(ソウジュツ)ではなく、補気剤には白朮を使うのが正統派。

 

コタローと三和、クラシエは白朮ですね^^

 

買う前に、生薬の量が半量なのか4/5量なのかなど、チェックすることをお忘れなく♪

 

量が少ないと、効きは悪くなります。

 

【第2類医薬品】補中益気湯エキス錠N 165錠

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7.紫雲膏(しうんこう)

 

今回紹介した分で、唯一の外用(のまない)薬

 

江戸時代にさかのぼり、華岡青洲先生作、メイド・イン・ジャパンの漢方軟膏

 

火傷の特効薬。

 

当帰と紫根とミツロウ、ゴマ油、ラードがあれば自分で作れます。

 

部屋が臭くなりますが(^o^;)

 

最近は、寝たきりの床ずれ(褥瘡)にも使われるとか。

 

当帰の肉芽増殖作用を用います。

 

個人的には、

 

おしり拭きすぎて切れた、切れ痔にもよく効きます。

 

風呂上がりに、薄く塗るだけでも全然違います。

 

あとは、夏の海や野外フェスで調子にのって焼きすぎて

 

皮膚が、ペリペリ剥ける脱皮状態になったとき

 

黄連解毒湯を飲んで内側から、紫雲膏を塗って外側から治していくと、よく効きます。

 

アトピーで、朝はステロイド、夜のお風呂上がりに保湿を兼ねて紫雲膏という使い方もあります。

 

イボに塗って、絆創膏で覆ってやるのも良し。

 

 白い服やシーツに紫色がつくと取れないので、注意。

 

なんにせよ、常温で数年は持つので一家に1つ常備しておきたいですね。

 

【第2類医薬品】ウチダの紫雲膏 50g

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番外編。

 

☆ゲンノショウコ。

 

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↑4月の若葉。毒草ウマノアシガタやトリカブトに似ているので、野草の採取は名人とともに。

 

明治維新で影を落としてしまった、日本の伝統的民間薬。

 

生薬をAmazonなどで購入可能。

 

20分煮詰めて、半分量にした煎じは下痢の特効薬。

 

日清戦争や日露戦争の頃、多くの将兵を満州の汚い水からの下痢や、チフスや赤痢から救いました。

 

日清戦争の後、旅順の乃木さんの軍では、現地のフウロソウ(ゲンノショウコはフウロソウ科)を軍刀で刈り取らせて生乾きを煎じて飲ませたらよく効いたと、大正時代の文献にあります。(天霊の妙薬ゲンノショウコ、国立国会図書館オンライン請求可能。)

 

映画「二〇三高地」にも登場。

 

豆腐屋出身の二等卒が「これは、フウロソウであります! 内地のゲンノショウコと同じで・・・」と上官に説明するシーンで出てきます。

 

他に、ほうじ茶と混ぜたりして、お茶にして飲めば胃腸が丈夫になり、健康的に過ごせます

 

感染性の下痢の多い、冬前から常備しておきたいです

 

【第3類医薬品】日局 ゲンノショウコ 3.3g×64

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☆毎年その症状が出るとわかっていて、特定の漢方が効くとわかっている場合

 

例えば

 

毎年、花粉症で鼻水ビービー→麻黄附子細辛湯や小青竜湯

 

やたら扁桃炎起こす→駆風解毒散(くふうげどくさん)、荊芥連翹湯で体質改善

 

決まって、喉からカゼになる→銀翹散(ぎんぎょうさん)、プロポリス

 

毎年、冷たい飲み物飲みまくって内臓冷えて夏バテ気味→清暑益気湯(せいしょえっきとう)

 

 

 

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などなど、わかっているものは、当然、常備して、なんなら通販などでいろんなメーカー試してよく効くところを探しておくのも手です。

 

 

 

最後。

 

 

当然ですが、、、

 

 

自己責任でお願いいたします♪

 

 

 

ひとこと。

 

 

 

葛根湯は注意喚起が多く、コツがいるので推薦常備薬から意図的に外しました。

 

 

発汗一発療法のやり方や長期連用してはいけないことを知っていれば、常備薬になるし、麻黄湯にも応用できるんですが

 

 

使い方を知らずに、間違ってカゼ薬感覚で使ってしまって効かないと感じたり、不要な副作用に悩んだりと無用の長物になるので今回、あえて紹介を省きました。

 

以下は、葛根湯の正しい使い方(発汗一発療法)です。

 

知った上で、常備薬にするのは大丈夫です。

 

知は力なり、一生使える知恵です。

 

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当然ですが

 

 

☆僕は7種類とも、全て所有して愛用しています☆ 

 

おさらい。

 

1.五苓散(ごれいさん)

2.参蘇飲(じんそいん)

3.藿香正気散(かっこうしょうきさん)

4.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

5.胃苓湯(いれいとう)

6.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

7.紫雲膏(しうんこう)

 

 

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡

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