ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

苓桂朮甘湯とフクロウさんのはなし

さて、僕が愛飲していて、

 

面白いと思う漢方の一つが苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)です。

 

朝にめっぽう弱く、いくら寝ても寝足りない感じ。

 

午前中は眠かったり、だるかったりでまあ、エンジンのかかりが遅い。

 

さらに、ご飯食べると眠くなったりする

 

大人になって立ち仕事をしていると、頭がフラフラするし、子供の頃は朝礼の外の集合で

 

校長先生のなっがい、お話の最中にふらっとして倒れる

 

お腹を揺らすと、ポチャポチャと水が揺れる音がする

 

1日で一番ぼーっとしてしまう上に辛いのが、昼の12時から15時くらい

 

夕方からテンションが上ってきて、夜にピークを迎えるので目が冴えて寝付けず、寝不足でぼーっとしてまた、翌朝、眠い目をこすって起きる日々

 

というのに、心当たりのある方の救いになり得る、漢方薬です。 

 

 

含まれている生薬は4つ

 

茯苓(ぶくりょう)

 

桂枝

 

白朮(びゃくじゅつ)

 

甘草

 

の頭か語尾か1文字ずつ取ったもので

 

苦味とかもなく、シナモン風味で甘くて非常に飲みやすいです

 

※のぼせやすい人、のぼせてるときは飲まないでください。ただ、これから説明するフクロウ型の人がのぼせる事は稀だとは思いますが・・・

 

甘草の副作用である、むくみも

 

茯苓や白朮のような、利水剤を入れることにより、長期にのんでも副作用が出にくい設計になっています

 

茯苓は、地中に生えるキノコであり、雪崩の遭難者探索みたいに名人が棒を地面に突き刺して長年の勘で見つけ出すという、こんなトリュフばりに見つけにくいものを見つけ出し

 

五苓散や苓桂朮甘湯など、重要な利水剤として使えると見出した先人の凄さには、いつも頭が下がります

 

プロの漢方薬局の先生なら、この辺も考えて生薬の配合を加減してるでしょうし

 

既成のものなら、四君子湯や補中益気湯もその1つでしょう

 

これは、今みたいにグリチルリチンの偽アルドステロン症など知る由もない大昔の経験則でしょうが、面白いです。

 

ところで、人間には二種類あって

 

心屋仁之助さんは、

 

前者

 

後者

 

と言っておられますが、

 

漢方では、俗称として

 

フクロウ型

 

ヒバリ型

 

の二種類があるといいます。

 

非常に面白い考え方なので紹介します。

 

フクロウもヒバリも鳥ですが

 

大きな違いは

 

夜行性かどうか

 

です。

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↑僕、ひろせ画伯作のフクロウ。もはや、センスの塊しか感じない、見た者を一瞬で沈黙させる力作。。。

 

 

ちなみにフクロウの鳴き声は

 

真っ暗な森の方から、ほっほー、うほほっほー♪と聴こえてきます

 

夜中に、どこのアホ犬の遠吠えかと思ったことがあります。

 

どこのアホ犬ですかと聞いて

 

いやあれは、フクロウやと教えてもらいました。。。

 

これになぞらえて

 

フクロウ型の大きな特徴は

 

朝にめっぽう弱く、いくら寝ても寝足りない感じ。

 

午前中は眠かったり、だるかったりでまあ、エンジンのかかりが遅い。

 

さらに、ご飯食べると眠くなったりする

 

大人になって立ち仕事をしていると、頭がフラフラするし、子供の頃は朝礼の外の集合で

 

校長先生のなっがい、お話の最中にふらっとして倒れる

 

徹夜? 若い頃はなぁ、1日や2日徹夜してもなんてこたーない

 

というイキったオッサン達の言うことが全く意味がわからず

 

徹夜なんてできないし、無理やりしようものなら、翌日は絶望的で次の日は10時間くらい寝る

 

夕方くらいから、急にテンションが上ってきて

 

夜の9時くらいから調子がMAX

 

もう夜なんて、目と頭と勘が冴えてきて

 

夜中にテンションがMAX

 

次の日朝が早いのに寝たくても寝付けず

 

布団の中で、目が冴える

 

で、また翌朝、絶望的に眠い中で目が覚める

 

というのがフクロウ型です

 

 

ヒバリ型は、もう文字通りで

 

 

朝の5時から、草むらから

 

大声で鳴きながら

 

ヘリコプターみたいに、急速垂直上昇していく

 

あれが、人間になったやつ。

 

朝からテンションMAXで

 

エンジン全開絶好調

 

数時間の睡眠で、バリバリこなし

 

1徹2徹、その姿は星一徹

 

徹夜なんてなんてことない。

 

徹夜明けも平然とこなす

 

とりあえず、1日中エンジン全開

 

絵に描いたような、暑苦しい意識高い系の経営者みたいな人

 

 

これが、ヒバリ型

 

 

生まれ持っての体質です。

 

 

フクロウ型が鍛えて、多少は強くなっても

 

 

子猫が親猫になるくらい

 

 

ですが、鍛えないと30代前半から目に見えて体力が落ちていきますので

 

僕は走ったり、自転車を定期的に漕いだりしています。

 

体があまり丈夫でない人ほど、普段から自分なりに鍛える方法を持っていたほうがいいです

 

 

フクロウ型で一番きついのは30代です。

 

 

20代は体力でカバーできますが、まあ30代のキツさときたら・・・

 

 

フクロウ型で、車社会かつ事務仕事の人は、体力・筋力の低下に本当に要注意です。

 

 

ヒバリ型は、鍛えなくてもライオン。

 

 

これだけ聞くと、

 

 

ヒバリ型のほうが、圧倒的にええやんという感じがするけれど、、、

 

 

年を取ると様変わりするらしいです(まだ、年取ってないから不明)

 

 

 フクロウ型は、どんどん元気になり

 

 

徹夜は無理でも、妙な体調不良が減る(きついはきついですが、確かに僕も体調不良に関しては20代に比べて減りました)

 

 

そして、若い頃は寝ていることが多いので無理をしていないので

 

 

長生きするらしいです。

 

 

 ヒバリ型は、

 

 

若い頃から無理を、あるいは暴飲暴食をやり慣れていたり

 

徹夜など年をとっても、若い頃のノリで平然とするので

 

50代とかで、脳卒中になったり

 

と大きな病気をして身体を壊しやすいといいます。

 

 

とにかく、自分がヒバリ型と思うなら、不必要に、若い頃はこれくらいやったわというような無理をしないことです

 

 

どちらが、いいかと言われたら一概に言えません。

 

 

ちなみに、僕は典型的なフクロウ型です

 

 

マジで、すぐにダウンするし、20代前半など絶望的に体調を崩しまくっていました

 

 

 

救世主になり得ると話したのは、そう

 

 

 

フクロウ型の特徴の、朝から夕方までずっと眠いが改善するのが、、、

 

 

苓桂朮甘湯

 

 

だからです。

 

 

めまいによく使う薬です。

 

 

 

うちの親族も、飲みやすいし、めまいによく効くと喜んで使っています。

 

 

 

苓桂朮甘湯は、フクロウ型の特効薬です

 

 

 

僕は、手元にあるときは朝と昼にのんでいます

 

 

 

ないときは、コーヒーと運動で代用。

 

 

 

僕が感じたフクロウ型の特徴かなと思うのは

 

 

普段の血圧が異常に低い

 

 

最高60 最低40

 

 

とか^^;

 

 

え??? 機械の故障?

 

 

みたいな数値。

 

 

実は、低血糖や低血圧の方が危険です。

 

 

低血糖は昏睡状態になりますし、低血圧だとめまいや貧血でぶっ倒れますから。

 

 

理由はよくわかりませんが、先天的に、心臓が血液を送り出す能力が低いのかもしれません。

 

 

全身、特に重力に逆らう脳にまで血液が行き届きにくいのではないかと思います。

 

 

桂枝と甘草の組み合わせで、強心利尿と言いますか血圧を適切に上げて、血液をしっかり全身に行き渡るようにしてやって

 

 

白朮や茯苓で、水分バランスの調整=利水をしてもらいます。

 

 

胃の中の水分がポチャポチャ言う人は、立ち上がったときに目の前がブラックアウトしてめまいを起こしやすいので、この水分バランスの異常(胃内停水)を利水の生薬で調整します。

 

 

茯苓には、利水に加えて鎮静の効果があり、フクロウ型の人は、例えば風呂で急に立ち上がったときに心臓がドッキンドッキンしてフラーっとして、手すりか何かにしばらく掴まって、下を向いていないとキツい状態になる、あのドッキンドッキンを抑えます。

 

 

おまけで、甘くて美味しくてのみやすいんですよ(個人差あります)。

 

 

そして、麻黄や附子剤、黄連や大黄、駆お血剤など

 

慎重な注意を要する生薬が入っていない

 

ことです。

 

※最初に書きましたが、のぼせやすい・のぼせている人はNGです。

 

それでも葛根湯のほうが、100倍くらい気を使います

 

 

そのへんのドラッグストアにも置いてますが、

 

 

「白」朮(ビャクジュツ)を使っているものを選びたいですね。

 

蒼朮(ソウジュツ)を使う、ツムラさんやJPSさんといったメーカーもありますが

 

 

謎です・・・

 

 

蒼朮仕様の苓桂朮甘湯は、僕は買いません。

 

 

オススメは、コタローさん

 

【第2類医薬品】苓桂朮甘湯エキス錠N 135錠

【第2類医薬品】苓桂朮甘湯エキス錠N 135錠

 

 

 

 

薄いと思うので本来の1/2量とか、このコタローさんのように3/4量なら

 

 

効かせるために、ある程度の加減は必要です

 

 

僕は、コタローさんのものを

 

 

朝に5錠(本来3錠)、昼か14時位に5錠(本来3錠)

 

 

のむように加減しています(あくまで自己責任でお願いします。副作用や体重などを考慮して僕は決めていますので)

 

桂枝と甘草が大事ですが

 

エキスは、作るときに桂枝(≒シナモン)が飛びやすいので、手に入れば桂枝末や、スパイス専門店のべトナム産のシナモンを様子を見ながら追加する手もあります。

 

ただし、甘い香りとは対照的に、めちゃめちゃ辛いです(笑)

 

 

そして、フクロウ型であっても自信を持てます

 

 

今までの世の中の価値基準なら、フクロウ型は典型的なダメ人間ですが、、、

 

 

 

ヒバリ型やフクロウ型があるとわかれば

 

 

自分はフクロウ型やから仕方がないと割り切れます

 

 

フクロウ型は、毎日歩く、水泳やゆるいランニングや自転車やスキーなど長く続けられる、自分に合った鍛え方を持つべきです

 

 

バスケやサッカーみたいに爆発的な瞬発力のいるスポーツはできなくても

 

 

変にタイムを競うなどせずに続けていれば、わりと健康的でいられます

 

 

そのかわり、ちょっと運動をサボれば目に見えて体力が落ちます

 

 

また、それに応じた職業に就くことも大切かと思います。

 

 

長時間、ほぼ休憩無しで走り回る立ち仕事など、論外。

 

 

僕は、ホテルマンなどやってきましたが

 

 

あれは、典型的なヒバリ型の仕事であり

 

 

まず、例外なく体調を崩しました

 

 

そういうことは、するべきでないと思います。

 

 

苓桂朮甘湯は、万能薬ではないです。

 

 

 

フクロウ型の人が、ホテルマンの激務をこなすためにのんでも無理で、仕事を変えたほうが良いです

 

 

 

自分の特徴を知り、フクロウの自分でも大丈夫な環境を選んで生きる

 

 

苓桂朮甘湯があっても、なお、フクロウ型であることには変わりないので

 

 

やはり、それでも午前中はエンジンがかかりにくいです。

 

 

良質なコーヒーを、朝やティータイムに飲むのもいいでしょう。

 

 

 

だから、ビジネス書にある、仕事ができるビジネスマンはやってる・・・みたいな、朝に細かい雑務をやりきるみたいなことはしないほうがいいですね。

 

あんな本書いてる人はヒバリ型です。

 

ぼーっとした状態で、注意力の必要な作業はしない

 

午前中は、ゆったり過ごす

 

午後、エンジンがかかって、テンションの上がってきた頃から

 

波に乗るサーファーのごとく、この機に乗じて人の3倍速でやってしまえばいいのです。

 

 

フクロウ型なら、午後のテンション上がる感覚はわかるはず(笑)

 

 

 

 

 

 

どうしても眠ければ、昼寝(笑)

 

 

 

あと、僕がそうなんですが

 

 

生来の夜型

 

 

という人もいます。

 

 

 

こういう人は、無理せず自分のペースで生きれるように人生設計をしていく必要がありますね。

 

 

 

 

自分に優しく、生きていきたいです^^

 

 

 

P.S.

 

 

フクロウ型と感じたら、漢方に加えて、下半身を使う運動を積極的に行うことをオススメします。

 

 

 下ネタではなく、大真面目な話で、特に歩くなど脚を動かす運動を日々取り入れること。

 

 

足が不自由な人はどうするんだと言われそうですが、そこはご自身と同じ境遇でも活躍されている方にお会いして聞いていただければと思います。目からウロコのお話をたくさんいただけると思います。

 

LSD(Long Slow Distance;某合成麻薬じゃないよ〜(笑))といって、スローペースで有酸素運動領域の心拍数で20分以上走る

 

など、自分に合った運動法を取り入れる習慣を持つとだいぶ改善されます。

 

今の心拍数計は、Bluetoothでスマホと連携できるものが多いので、スマホのランニングアプリと連動させます。

 

僕もそうでしたが、引きこもって甘い物ばっかり食べてどんどん無精になる、車社会でスーパーの駐車場内でさえ車で移動するなんてやってると、、、

 

鬱っぽくなります。

 

瘀血状態になって、訳のわからん頭痛などの症状に悩まされます

 

  

結論:フクロウ型だと思う人で、歩ける環境・体がある人は、日々歩くべし。

 

 

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございました☆彡