ココロの漢方

20代の時に風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら全国を放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた、薬局で働く現役の漢方大好きで風変わりな薬剤師が、ドラッグストアや通販で手に入る漢方やメンタル面、ランニングや呼吸などによって自身を整えていく考え方や独自の価値観を紹介しています。

秘境の妙薬「陀羅尼助」〜天川村:洞川温泉〜

奈良は天川村に行ってました。

 

初日は、1日キハダ漬け。

 

キハダの木の写真の黄色い部分に薬効があってオウバクと言いますが、翌日の洞川温泉の陀羅尼助やドラッグストアの黄連解毒湯、これからの季節に活躍してくれる清暑益気湯、あとは軟膏の中黄膏にも入っている生薬で、知っているつもりではいたけども、それだけではない可能性の大きさに気付かされた日でもありました。

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雨の多いこの時期、水を吸って内皮を剥がしやすくなるので、この時期にしかできないとのことでしたが、梅雨入りが遅れたせいか想像以上に硬くて、3年前に目の前の木をチェーンソーで切り倒してから、剥がしていった時とは違う硬さがあり、貴重な経験でした。

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キハダは渓流沿いに植えることが多いとのこと。理由を聞くと

 

(吸い上げるための)水が多いから。

 

なるほど^^

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内皮は薬だけでなく入浴剤にもなるとのこと、また染め物の染料にすれば綺麗な黄色を醸し出してくれるし、小谷村のキハダに関わっている方が紹介されていて初めて知りましたが、幹の木目は美しくて写真のような時計や、薄く切って光を透かせば見事なランタンにもなり得る

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可能性の大きさたるや、お肉や油のみならず、ヒゲや歯まで全部利用しているという鯨のようです。

 

 

基本的に柿の葉ですが、限られた時期だけ朴の木の葉っぱになるという天川名物「朴葉寿司」が八つ時に登場。漢方生薬の厚朴は朴の木の樹皮ですが、葉と同じように抗菌作用があります。

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2日めは、陀羅尼助製薬の工場見学から。村内で切り出していた見覚えのある幹が使われており、国産原料どころか地元産ですね。キハダの汁が徐々に煮詰められていく過程を見たのは初めてで、1ロット乾燥重量800キロ程度の内皮がわずか40キロに。

 

その汁の苦さたるや味見させてもらったんですが、センブリ級の苦味が2時間ほど残る強烈なものでした。

 

しっかり自社で煮詰めて作ってますので、陀羅尼助を買うなら洞川温泉のものおすすめですね(笑)

 

僕も、おみやげ兼研究用(?)に購入。

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洞川温泉の陀羅尼助にしても長野の百草丸にしても、元は修験者がその辺の水飲んでも腹壊さないための薬だと聞いたことがあります。この洞川温泉のものは、この令和の世でもなお、ものものしい女人結界が張られている大峰山への入り口に当たる場所ですので歴史があります。

 

オウバク、ゲンノショウコは定番ですが、洞川温泉の陀羅尼助はガジュツも入ってます。

 

ゲンノショウコは僕も腹壊したときに煎じて飲んで効き目にびっくりしたし、日露戦争で有名な乃木さんの話では、日清戦争から数年後に旅順で水で苦しんでいた兵士を救った話もありますし、映画二〇三高地でもフウロソウとして、豆腐屋出身のあんちゃんと共にちゃっかり登場していましたので、日本人と切っても切れない縁があります。

 

ガジュツは興味深いですね。肝臓系の重い病気の人に使うイメージがあったので、本当に意外でした。

 

僕が天川村(洞川温泉含めて)に最初に行ったのは、国試の受験をやるか辞めるか悩んでいた5年前でした。どうにも、節目節目で天川には縁があるようです。

 

人のご縁をいっぱい感じれたので、もうほんまに感謝感謝です♪

 

好きで9年通われているという方のお話を伺う時間があり、そのときもお話されていたんですが

 

この土地は水の質が本当にいいと感じます。なにせお米のご飯がものすごく美味い。一口食ったらわかる、米の飯をおかずに飯が食える勢いです。

 

教わったお店で、家族用にごま豆腐やお揚げさんやらアマゴの燻製やらをお土産に。

 

この洞川温泉は夜にご飯を食べようとしたら、ことごとく店が閉まっていたりして難儀することもあるかもしれませんが、なんかほわーっと時間を忘れるようなゆっくりと時間が流れる雰囲気があり、たまにふらっと来て息抜きする場所としては最高の場所だと思います^^

 

 追記。ごま豆腐、めっちゃ美味しいっす(笑)

 

質のよい水、原料はごまと葛のみ、爽やかでしつこくないゴマの風味と、とろんとしてるけどしっかりとしているプルンとした食感が最高です

 

そして、大事なのは

 

醤油。

 

さりげなく、小さなボトルに入れられている専用のだし醤油が大事。

 

家の醤油ではなく、この専用の醤油を入れてもらうことを忘れないのが大事ですね。

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 ↑かの高名な、天河大弁財天社。他にも、お社が本当にたくさんあります。

 

 

 

 

 

浜辺の歌をオカリナで吹いてみました♪ 〜フォーカリンク漆仕上げAC管〜

 

唱歌でも、オカリナに合う名曲である(と思う)浜辺の歌を、フォーカリンク漆AC管で吹いてみました。

 


浜辺の歌 with フォーカリンク 漆 AC 音声無加工

 

雄大な海、穏やかな海、美しい海・・・

 

写真は、全て僕が全国各地で撮ってきた海にまつわるものですが、そういえば砂浜がないですね〜^^;

 

録音は別にしているので、ぼくは動画ではなく当面は写真での登場になります(^^)/

 

録音場所は一軒家の中でも、吹き抜けの空間を利用した自然な響きになっています。後付のリバーブなどの加工は一切していません。

 

正確には、加工しようと思ったら写真のRAW現像のやりすぎみたいに嘘くさいものになってしまい、処理を取り消して元の音に戻した感じです。

 

オカリナを始めて、はや半年。

 

練習する間隔が日増しに伸びていますが^^;、こうしてアップしたり人前で吹くことを意識して、練習時間を増やしていきたいと思います。

 

録音:RD-R20

 

写真撮影&著作権:広瀬謙典(自分)

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漢方の強みで知っておきたい(と勝手に思っている)たった1つのこととは、、、

※人は千差万別、様々な意見があると思いますので、それは違うというのは、なしでお願いします

 

 

なぜ、こういう話をするかというと

 

 

価値観、考え方の存在を知っているだけで選択肢が増えるから

 

 

です。

 

 

中島みゆきさんの、結婚式で定番の有名な曲の歌詞に

 

 

縦の糸はあなた

 

横の糸はわたし

 

 

という一節があります

 

 

西洋医学には、東洋医学にはない強みがあります

 

東洋医学には、西洋医学にはない強みがあります

 

 

病気になったとき、基本的には

 

 

 

相手を叩き

 

味方を援助する

 

 

 

これが鉄則です

 

 

最近、キングダムという秦の始皇帝や李信将軍などといった、その頃の時代を漫画にしたものにハマっていますが、春秋戦国時代であってもなくても戦では当たり前のことのようです。

 

攻めるだけの、補給を一切しない戦をすることは、どういうものかと・・・

 

戦では当たり前でも、医療では当たり前になっていないこの価値観。

 

 ※プライム会員は無料で見れます。NHKがアニメ化しています。

新時代

新時代

 

 

西洋医学では、抗生物質や抗がん剤などに代表されるものが「相手を叩く」ものになります

 

 

漢方では、抗がん剤のように相手を狙って叩けるものは基本的にありません。

 

 

しかしこれだけでは、味方も少なからずやられますので必ず消耗します

 

 

ここで、漢方などの東洋医学。

 

 

漢方には「味方を援助する=補う」という、西洋医学にない強みがあります

 

 

気力体力、免疫力などを補う補中益気湯や十全大補湯が有名ですね

 

 

十全大補湯と抗がん剤の関係は、探せばいくらでも文献が出てきます

 

 

 

漢方の強みで知っておきたい(と勝手に思っている)強みは、これです

 

 

 

味方(自分の身体)を補える

 

 

 

この、「補う」という感覚。

 

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MRSAなんかも、抗生物質で菌を叩きつつ

 

補中益気湯で気力体力を回復させて、免疫力を高めて味方を援助してやれば、回復が早いということです。これは、実際に先輩の漢方の先生方からよく聞きます。

 

へたすりゃ、補中益気湯だけでも治るとか、そういう話も聞くくらいです。そこはさすがにしっかりと検討せんとあきませんが。

 

当然ですが、その補中益気湯がちゃんと効くものであって、かつ適正な量(1日3回7.5gとは限らない)の加減も必要です

 

 

抗がん剤治療でも、補中益気湯や十全大補湯をうまく組み合わせて味方を補い、副作用を抑えられるとわかっている漢方を併用していけば味方の消耗を抑えることが可能になるということです。

 

 

 

考え方、価値観の存在を知っているということ

 

 

何も医療だけではないと思います。

 

 

これだけで選択肢が増えるのですから、頭の片隅に置いておいても損はないと思います。