ココロの漢方

風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた少し変わった薬剤師が、健康を保つために漢方を自分で使えるようになるための考え方や、ドラッグストアレベルの漢方を使っての日々の健康管理、価値観や多趣味の事などを不定期につづります^^

治打撲一方の奇跡、、、なのか!? 1年走れなかった足の謎の痛みがあっさり取れた話

※長めですが、軽い気持ちで読める読み物風に書いています。

 

打撲でお悩みの方、検査結果正常でも、わけのわからん骨系の痛みのお悩みをお持ちの方は参考になるかもしれません・・・。

 

瘀血の概念を知っていれば、人生の質が変わると記事にしましたが

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

打撲や、むちうち、ぎっくり腰、わけのわからん検査結果正常の頭痛など

 

検査結果正常なのに、わけのわからん症状が出る、西洋医学で湿布貼るしかないものの

 

多くの場合で陰に潜んでいるのが、この瘀血(おけつ)

 

今回は、文字通り打撲に使う漢方である治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)

 

治打撲一方は、川芎(センキュウ)が入っていますので、

 

頭を強く打った場合は使用を控える必要があります。

 

川芎は脳血管を拡張させるので、平時はともかく、怪我の場合は出血しやすくなる可能性があるためです。

 

 

これと

 

僕が、1年間走りたくても走れなかった謎の足の甲の痛み

 

 

この話をしようと思います。

 

 

これは、スポーツ外来に行って、レントゲンもエコーも正常

 

強いて言えば、小指側の甲の部分、小指と薬指の延長線の間のところ、がすこ〜〜し膨らんでるから、ガングリオンかな〜という診断。

 

※ガングリオン・・・ゼリー状のものが溜まって膨らんで、神経圧迫して痛むやつ。良性なので、ガンなどの悪性の腫瘍ではないらしいです。

www.joa.or.jp

 

しかも、歩く分には靴紐をきつく結ばなければ、何キロでも歩けるということで

 

 

日常生活に支障きたさんなら、走れんでもまあ、大丈夫やろ。まあ、どうしても、痛かったらまたおいで。

 

 

みたいな感覚で軽くあしらわれて、終了。

 

 

僕も忙しさにかまけて、それならばと、走るより歩く方を選んでいたし、北陸の雨地獄の冬に突入して、いよいよ走れずじまいで

 

 

気づけば、1年近く経過。

 

 

でも、やっぱり走りたい・・・

 

 

そんなに走るのが得意でもなかったし、持久走は遅かった方ですが、心拍数を考えて走る方法で、未知の距離であった5キロ10キロを走れたのに感動して

 

 

2011年から走るということを継続しています

 

 

220から年齢を引いた数値の65%〜85%の間の心拍数で走ると

 

 

息切れしません。

 

 

有酸素運動といって、20分以降から脂肪に燃料を切り替えるので、脂肪燃焼が始まるとされています。

 

 

Wahoo Tickrのような胸に巻くタイプの心拍数計とiPhoneのランニングアプリを連動させます。

 

 

加えて、下3つ

 

 

つまり、靴と靴下とランニングタイツにしっかり投資していいものを使えば、膝を壊しにくくなる上に、走りやすいし、疲労も抑えられます。

 

 

それが、急に出来たわけのわからん膨らみのせいで、突然、200メートル以上走れなくなる辛さ。

 

 

200メートル走れば、痛くて足を引きずるので走りたくても、精神力を使っても痛いので走れないのです。

 

 

最初は、膨らみがないんですが、少し走って足に負担がかかると、ぐぐぐっと直径1センチ程度のコブが膨らんできて山ができて、神経を圧迫してるのか、めちゃくちゃ痛い

 

 

靴紐を緩めて、薄手の靴下を履いて、歩くことができる程度。

 

 

これ、どうにかならんかな〜と。

 

 

走らんと、30歳超えたらまあ、脂肪がつきやすいつきやすい・・・^^;

 

 

まだ、少ない方ですが、全盛期は5%代だったのと、

 

 

スーツがオーダーなので、今後も太れない。

 

 

走りたい・・・

 

 

そんな思いでいたとき、ふとコイツを棚から発見しました

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↑4年ぶりに使いましたが、この度、立派にお役を果たして使い切り。 

 

 

もう、4年以上前、スキー場に行く前に買っていた

 

 

小太郎漢方の、半量お試し用の変な名前(笑)の錠剤シリーズ

 

 

結構マニアックなものもあって、例えば

 

 

マキセリン®→小青竜湯合麻杏甘石湯(麻黄はダブるので、1剤分の量)

 

キュウキイン®→芎帰調血飲第一加減

 

そして、このチーボック®→治打撲一方

 

 

錠剤とは思えん、マニアックなもの。

 

 

ただし、量は、医療用の半分程度です。

 

 

小太郎漢方を扱っている漢方薬局さんなら、たいがいこの錠剤シリーズ

 

 

例えば、風邪薬の参蘇飲のジンソニン®などを置いておられるはずです。

 

 

僕は、小太郎漢方さんが好きなのですが、なんとこのチーボック、使用期限が切れかけている^^;

 

 

残りも少ない・・・

 

 

そこで、真似禁止なんですが

 

※一切の責任を負いかねますので。

 

 

色々考えて、それなりの量を、一気にのんだんですね。

 

 

下すと言いまして、わざと下痢させると言えばなんやけど、駆瘀血剤は一発目はそれくらい飲まないと、こと治打撲一方に関してはエキスだと効きが悪いのです

 

 

まして、半量シリーズなので。

 

 

大黄の効果は、1日遅れくらいでお腹にゴロゴロと来てわかるんですが

 

 

下すために、多めに飲んだ日に、スネの内側とふくらはぎの筋肉の間に、指を入れて揉んでみてびっくりしましたね

 

 

僕は、縄跳びをするんですが(この謎痛、縄跳びでは出てこない・・・)

 

 

やりすぎのせいか、スネの内側とふくらはぎの筋肉の間が、ものすごく痛み始めていて、ああ・・・シンスプリントかな〜と^^;

 

 

シンスプリントは、ランニングをする人にとっての敵であり

 

 

スネの内側のあたりが、めっちゃ、ず〜んと重く痛むのが特徴ですが

 

 

揉んでみると、スネとふくらはぎの筋肉の間に、鶏もも肉の黄色い脂身のような、ゼリー状のような感覚のものが、筋肉以外にあってそれが妙に痛いのです

 

 

この鶏もも肉の脂身風のものが、のんだ後になんと無くなっている・・・

 

 

あれ、痛くないぞと。

 

 

これはと思って、翌日試しに走ってみたんですが

 

 

やっぱり、いつものように200メートルほどで痛くなってきたけど

 

 

そうでもない・・・

 

 

少し歩いて様子見て、軽い痛みやったものが、さらにマシになったので

 

 

走り始めたら、、、、

 

 

あれ!? イケるぞ・・・

 

 

痛くない・・・

 

 

嬉しくて嬉しくて

 

 

そこから、3キロ近く走って折り返して

 

 

1年ぶりに200メートル以上走るという行為を行って、6キロも走れました

 

 

今まで、200メートルでギブアップしていたので、1年走ってなくて、まあ筋肉痛はひどかったんですが

 

 

これは、嬉しかった

 

 

謎の足の甲の突起も出てると言えば出てるんですが、前みたいに痛さはそうでもない

 

 

いちおう、もう一回下すために、多めに飲みます

 

 

2日おいて、もう一度ランニング。

 

 

走り始めは、やっぱり痛むんですが、少し休むとやっぱり走れる!

 

 

結果、また6キロ走ることができました。

 

 

学生時代は当たり前のように走っていた、このランニングコース

 

 

久しぶりに昔見ていた光景を目の当たりにして、また、久々に走れた感動はひとしおでした。

 

 

これが、治打撲一方のおかげか、正直なところプラセボ効果もあるかもしれないので、断言はできません。

 

 

しかし、飲む前は間違いなく200メートルほど走って激痛で断念、休んでもせいぜい歩けるようになるだけでした。

 

 

スネ付近の痛みも消えています

 

 

治打撲一方には、面白い話があって

 

 

昔の高名な漢方の先生が、従業員が交通事故で車にはねられて骨が折れて病院に担ぎこまれたので

 

 

治打撲一方を煎じて持っていって、飲ませて、その人はやがてその高名な先生の計算通りに下痢をします

 

 

そして、その当事者の車にはねられた人はというと、、、

 

 

大腿骨と骨盤にヒビが入っているはずなのに、普通にトイレに行って帰ってきたので診察した医師がびっくりして、

 

 

あれ? あなた、、、車にはねられて骨折れてたはず・・・よね?

 

 

歩くなんて無理やろうし、ましてやトイレで用なんて足せない・・・はずよね??・・・

 

 

となって、ぶったまげてレントゲンをもう一回撮ったけど、やっぱりヒビは入ってる

 

 

こんな逸話があるので、もしかしたら

 

 

骨系の打撲や原因不明のものには、治打撲一方が奏功するのかもしれません。

 

 

駆瘀血剤で大事なのは飲み方で、こと打撲や長引いているしつこい瘀血系の病気には

 

 

最初、いかにうまいこと下痢させるか

 

 

というのがありますが、これは先生のさじ加減にお任せするべきです。

 

 

僕は、自己責任でやっていますが、リスクを承知で行っています。

 

 

何度も言うようですが、マネはしてほしくないっす(笑)

 

 

頭を強く打った打撲には、川芎の血管拡張作用を考えて治打撲一方の使用は控えます。

 

 

 

P.S.

 

この治打撲一方に含まれる、樸樕(ぼくそく)という生薬は

 

実はクヌギの木の皮で、国産生薬です。

 

痛み止めになります。

 

樹液はカブトムシやクワガタの成虫の餌、木の皮は漢方薬に

 

クヌギの意外な一面のお話でした。

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左の上から2番め、センキュウの下です。