ココロの漢方

薬剤師のブログにして医療の内容はあんまりないです。それよりも、どういう価値観や心持ちで生きていくかのほうが大事だからと考えています

常備薬を漢方でそろえるならコレ。漢方好きな薬剤師の選ぶ7つの漢方を紹介

 
まとめると
 
 

1.五苓散(ごれいさん)

2.参蘇飲(じんそいん)

3.藿香正気散(かっこうしょうきさん)

4.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

5.胃苓湯(いれいとう)

6.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

7.紫雲膏(しうんこう)

 

です。

 
体調を崩しやすいものの、かといってわざわざ病院に行きたくない
 
 
じぶんの普段の健康管理は、じぶんで行いたい
 
 
そんな方のために。
 
 
漢方の中でも、とくに常備薬にできそうなものを独断と偏見で選んでみました☆
 
よろしければ、ご参照ください^^
 
 
1.五苓散(ごれいさん)
 
 
漢方唯一、シナモンアレルギー以外のほぼ副作用のない漢方
 
下痢の脱水予防&止め、二日酔い、乗り物酔い、低気圧からくる頭痛、高山病予防、むくみ・めまい・・・
 
酒飲む前と、飲んだ後に。もう、全然違うと思いますよ。市販品は薄い場合もあるので、自己責任で量の加減をするのもありでしょう。
 
海外旅行に絶対に持っていきたい一品。その際は、英語で説明できるようにしておきたいですね。
 
僕は、外出時のカバン、スキーウェアの胸ポケットなど、あらゆるところに忍ばせているので、携帯用にもオフィスの机にも置いておきたい一品。
 
ドラッグストアに行けば、いくらでもある。
 
使い方の難しい葛根湯よりも断然、推すべき一品。
 
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2.参蘇飲(じんそいん)

 

 

妊婦さんものめる、漢方唯一の総合感冒薬。

 

解熱、咳止め、鼻水止め、去痰&胃薬の配合。

 

こういうのを、真の総合感冒薬というんやと実感できる一品。

 

DSには置いてないところが多いが、Amazonなど通販で購入可能。

 

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3.藿香正気散(かっこうしょうきさん)

 

胃腸型のカゼ、ノロウイルス、鼻水ドバドバ系花粉症、冷房から来る真夏のクーラー病

 

春夏秋冬、時期を選ばず大活躍の藿香正気散(かっこうしょうきさん)

 

読み方が難しい。

 

半分くらいは胃薬みたいなもので、葛根湯や小青竜湯の麻黄のような、注意を要する生薬が入っていない。

 

これも、DSにはほぼ置いてないので、Amazonや楽天など通販で揃えたい

 

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4.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

 

言わずと知れた、最短5〜6分で効く最速無敵の漢方薬

 

こむらがえりの特効薬

 

僕は、スキーのシーズン初めに、アクセル踏む足がつるのを予防するために、

 

冬だけ、クルマのグローブボックスに常備。

 

それ以外の時期は、熱くならないように副変速のシフトノブに袋に入れてくくりつけ。

 

スキー後、芍薬甘草湯をのんでから、クルマの雪落としや道具の手入れをして

 

15分位でそれらの作業が終わって、帰り始める頃には効き始めていることになる

 

なお、下痢の腹痛には、筋肉を緩める芍薬や厚朴を入れる

 

後述の胃苓湯には、厚朴が入っていて腹痛止めになるが

 

効かない場合、芍薬甘草湯を追加してやる

 

芍薬甘草湯、一番の注意点は

 

甘草の副作用、偽アルドステロン症。

 

茯苓や蒼朮のような利水剤は入っていないので、あくまで

 

 

頓服(とんぷく)=発作時のみ

 

 

の使用を必ず守ること。

 

誰がなんと言おうと、1日3回食前の飲み方なんて、間違ってもしてはいけない。

 

1日3回継続すれば、偽アルドステロン症が高率で出ると思う。

 

本来の使い方ではないから。

 

 

なお、ドラッグストアでもイチオシの品。 

 

 

 

5.胃苓湯(いれいとう)

 

下痢の特効薬。

 

主に小腸の下痢になるが、ピシャーっと出てくるタイプのもの。

 

冬、特に感染性の下痢が増えるので、必ず常備しておきたい

 

というのも、下痢を繰り返すと

 

体温が下がり、体力が落ちて、手先が氷のように冷たくなることがある(自身、経験済み)

 

これは、漢方でいうところのケッチン病

 

といって、

 

死ぬ一歩手前

 

なので、これには

 

救急車一択

 

となる。

 

これを防ぐには、

 

下痢の脱水

 

腹痛

 

を止めてやる必要がある

 

病院で抗生物質もらってきたら一緒にのんで、菌をやっつけつつ

 

胃苓湯の構成生薬のうち、利水剤で腸管からの水分吸収を行って下痢と脱水を防ぎ、厚朴で腹痛を止めて、その他の胃薬系生薬で胃腸を元気にしてやる

 

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)があれば、腸の炎症も取れる

 

半夏瀉心湯は、口内炎の痛み止めに効く。関連記事↓

 

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ダブル or トリプルパンチ。

 

 

胃苓湯も半夏瀉心湯もドラッグストアで購入可能。

 

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6.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

 

カゼを引いて寒気したときに、汗出しするとヘロヘロになる

 

最近、疲れていてフラフラする

 

カゼを引いて、咳しまくったら立てないくらいへばった

 

など、ヘロヘロで弱ったときの友が

 

補中益気湯

 

別名「医王湯」

 

抗がん剤やる前に大量にのませて、へばらないようにするという使い方をされた先生も過去にいたらしい。

 

免疫の調整力があることもわかっているので、自己免疫疾患やアレルギーなどの体質改善に使われることもある。

 

カゼのときと、へばったときの友。

 

これもドラッグストアで購入可能。

 

DS販売分は医療用の半分程度と薄いので、ごく短期間なら「自己責任」で、量を加減してもいいかもしれない。

 

疲れてフラフラしたとき、寝る前に医療用の量で、1包(ドラッグストア市販品の2回分)のんで、8時間しっかり寝た次の日の朝は僕の場合、まるで違う

 

間違っても、仕事などで無理するためのモンスターエナジーやドーピング感覚で使わないこと

 

 

 

7.紫雲膏(しうんこう)

 

今回紹介した分で、唯一の外用(のまない)薬

 

江戸時代にさかのぼり、華岡青洲先生作、メイド・イン・ジャパンの漢方軟膏

 

火傷の特効薬。

 

当帰と紫根とミツロウ、ゴマ油、ラードがあれば自分で作れる。

 

最近は、寝たきりの床ずれ(褥瘡)にも使われるとか。

 

個人的には、

 

おしり拭きすぎて切れた、切れ痔にもよく効く。

 

風呂上がりに、薄く塗るだけでも全然違う。

 

あとは、夏の海や野外フェスで調子にのって焼きすぎて

 

皮膚が、ペリペリ剥ける脱皮状態になったとき

 

黄連解毒湯を飲むとともに、紫雲膏を塗ればよく効く。

 

 白い服やシーツに紫色がつくと取れないので、注意。

 

なんにせよ、常温で数年は持つので一家に1つ常備しておきたい。

 

 

 

 

番外編。

 

☆ゲンノショウコ。

 

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↑4月の若葉。毒草ウマノアシガタやトリカブトに似ているので、野草の採取は名人とともに。

 

日本の伝統的民間薬。

 

生薬をAmazonなどで購入可能。

 

20分煮詰めて、半分量にした煎じは下痢の特効薬。

 

他に、ほうじ茶と混ぜたりして、お茶にして飲めば胃腸が丈夫になり、健康的に過ごせる

 

感染性の下痢の多い、冬前には常備しておきたい

 

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☆毎年その症状が出るとわかっていて、特定の漢方が効くとわかっている場合

 

例えば

 

毎年、花粉症で鼻水ビービー→麻黄附子細辛湯や小青竜湯

 

やたら扁桃炎起こす→駆風解毒散(くふうげどくさん)

 

決まって、喉からカゼになる→銀翹散(ぎんぎょうさん)、プロポリス

 

毎年、夏の暑さに弱い→清暑益気湯(せいしょえっきとう)

 

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などなど、わかっているものは、当然、常備して、なんなら通販などでいろんなメーカー試してよく効くところを探しておくのも手。

 

 

 

最後。

 

 

当然ですが、、、

 

 

自己責任でお願いいたします♪

 

 

 

ひとこと。

 

 

 

葛根湯は、注意喚起が多く、コツがいるので機を改めて紹介できればと。

 

 

発汗一発療法や長期連用してはいけないことを知っていれば、常備薬になるし、麻黄湯にも応用できるんですが

 

 

使い方を知らないと、効かないと感じたり、不要な副作用に悩んだりと無用の長物になるので今回、あえて紹介を省きました。

 

 

当然ですが

 

 

☆僕は7種類とも、全て所有して愛用しています☆ 

 

おさらい。

 

1.五苓散(ごれいさん)

2.参蘇飲(じんそいん)

3.藿香正気散(かっこうしょうきさん)

4.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

5.胃苓湯(いれいとう)

6.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

7.紫雲膏(しうんこう)

 

過去に書いた記事になりますが、ブログ村に登録する以前の記事をピックアップして、多くの方にお役に立てるように再投稿していきたいと思います。

 

 

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡

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