ココロの漢方

薬剤師のブログにして医療の内容はあんまりないです。それよりも、どういう価値観や心持ちで生きていくかのほうが大事だからと考えています

口内炎と漢方と 〜黄連解毒湯と半夏瀉心湯〜

先日、深夜のこと。

 

 

外の庭から、ゴソゴソと音がして、荒い鼻息がして何か物音がする

 

 

平屋だけに窓は人の目線にあり、防犯には人一倍気を使う。

 

 

静かに枕元の護身用(?)模造刀をスラリと抜き、部屋の電気を消して

 

 

カーテンを開けると同時に、平屋の窓をガラッと開け放って

 

 

誰や!?

 

 

 

と言うと、そこには、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

アナグマ

 

 

 

 

 

がスフィンクスみたいに、ちょこんと座って休んでいて

 

 

 

え? なに? ほえ〜?

 

 

 

という感じで、冷静にこっちを見ていた

 

 

 

 

もふもふの短足で癒し系。

 

 

 

落ちていた、柿の青い実をひたすら食っていた

 

 

 

軒下にはヒキガエルが住み着いている

 

 

 

あれ、何の話をしようとしていたのか・・・

 

 

 

 

そう、口内炎は辛い

 

 

 

アナグマがなんで出てきたんやろ・・・

 

 

 

塩味のするもの、スパイシーなものを食べたら大惨事

 

 

 そんなとき、我慢したりアフタッチを貼るのも手だが

 

 

漢方も役に立つ

 

 

一般的に、口内炎には

 

 

黄連

 

 

が良いとされる

 

 

黄連(オウレン)

 

 

これは、市内にも生えていた

 

 

花期は、2月下旬から3月くらいと早い

 

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 加賀黄連と呼ばれ、かつては一級品とされた、キクバオウレン

 

今となっては、国産品は福井県の大野のセリバオウレンしか生産されておらず、基本的に野生をその辺の山などで見ることになるが

 

この節々とした根っこ(根茎)

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この細いひげ根を除いた、太い部分をかじると

 

断面は黄色く、しびれるような苦味がある

 

これは、いろんな人に試食してもらった残りで、もっと長かったが

 

このサイズでも成長に最低でも5年以上かかる

 

もとの長さからして、おそらく10年以上のクラスのものだ

 

この強烈な黄色い苦味成分はベルベリンと呼ばれる薬用成分で、強い抗菌効果があり、チフスや赤痢にも効能があるらしい。

 

ベルベリンは腸から吸収されないので、黄連解毒湯の抗炎症や動脈止血などはまた、別の成分や生薬の組み合わせで発揮されているものだろう

 

黄連が配合されていて、かつドラッグストアに置いてある有名なものは

 

 

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

 

である。

 

他にも、竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)

 

があるが、これはまた別。

 

 

半夏瀉心湯も黄連解毒湯も口内炎によく効くと

 

 

されている

 

 

「されている」

 

 

と書いたのには理由があり

 

 

のめば5〜6分で効く芍薬甘草湯とは違い

 

 

あっという間に、口内炎が消えることはない

 

 

経験上、医療用の黄連解毒湯(DS販売品のおよそ2倍量)を、2回分、

 

 

5gを頓服でのんだところ

 

 

痛みは取れた

 

 

しかし、なかなか炎症そのものは収まらなかった

 

 

しかし、気づくと数日で治っていたという感じ

 

 

口内炎には、大きく分けて

 

 

頬などを食事中などに間違って噛み砕いて、口の中が血まみれになって起こるもの

 

 

疲れていて、それが身体に現れるとき、サインとして口内炎が出るもの

 

 

があり、

 

 

両方共、なかなか治らない

 

 

前者の誤って噛み砕いた方は、アフタッチでも併用することを勧める。

 

 

犬歯の当たるところとか、歯の当たるところは本当に治りにくい。

 

 

アフタッチなどの併用、他には歯磨き後に、口の中をリステリンのようなものでゆすいで清潔に保つのも大切。

 

 

後者の疲れからのものは、原因から見直す必要がある

 

 

黄連解毒湯も半夏瀉心湯も、あくまで

 

 

泣くほどの痛みを取ること

 

 

くらいの認識で使ったほうがいいと個人的には思う。

 

 

黄連は、要注意生薬の1つで

 

 

強烈にお腹を冷やす

 

 

という作用がある

 

 

 

お腹が冷えると、決まって下痢をする人は注意されたい

 

 

これを避けるために

 

 

冷たい水でのまない

 

 

ことが大切になるが

 

 

半夏瀉心湯には、この対策がなされている

 

 

半夏瀉心湯には、生姜(乾姜)が入っており

 

 

黄連で胃が冷やされすぎるのを抑えてくれる

 

 

なので、お腹の冷えが心配な人は、半夏瀉心湯をオススメする

 

 

半夏瀉心湯も黄連解毒湯も

 

 

黄連

 

黄芩(おうごん)

 

 

が入っており、この組み合わせで、中程度の抗炎症効果があると言われている

 

 

これに期待するので、黄連解毒湯でも半夏瀉心湯でもどちらでも構わないが

 

 

涙が出るほど痛いものには、

 

 

一日3回食前では効かないので

 

 

医療用なら頓服で2回分

 

 

DS販売分なら薄いぶん、裏の成分量を見て、自己責任で加減して

 

 

あくまで痛み止めのつもりで使用すると、あれ?効かないゾ・・がなくなると思う。

 

 

特に疲労が原因の場合

 

 

よく寝て

 

 

補中益気湯も一緒にのんで気力体力の回復をはかり

 

 

大元から見直してやる必要がある

 

 

噛み砕いたわけでもないのに、口内炎が出没したら

 

 

身体が疲れてきた証拠である

 

 

自分に優しく、身体を休めてあげましょう♪

 

 

☆追記。

 

番外編で、漢方薬局にいけば置いてあるところも多い

 

 

松寿仙(しょうじゅせん)

 

 

という液体(?)があります。

 

松葉とクマザサと朝鮮人参の

 

汁(?)みたいなものですが

 

のむと明らかに血流が良くなるのがわかる人気の商品です。

 

一日、15mlをのむんですが、あの松葉の臭いがまんまするので、僕は緑茶に溶かしてのんでました。

 

約10日分、1本で2000円近くしますが

 

これ、実は

 

口内炎によく効く

 

んです。

 

秘技、原液を少し塗るようにのむというか

 

松寿仙が通った消化管が元気になると、長年の愛飲者はおっしゃっています。

 

 良かったら、近くの漢方薬局に相談してみてください。

 

 

ひとこと。

 

 

 

 

アナグマかわいい。

 

 

 

ほんまに、かわいい。

 

 

 

性格は獰猛。

 

 

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡