ココロの漢方

風景写真の為に北海道から小笠原まで住み込みながら放浪し、町工場の溶接工からホテルマンなどをやってきた少し変わった薬剤師が、健康を保つために漢方を自分で使えるようになるための考え方や、ドラッグストアレベルの漢方を使っての日々の健康管理、価値観や多趣味の事などを不定期につづります^^

口内炎と漢方と 〜黄連解毒湯と半夏瀉心湯〜

 

口内炎は辛いっす(T_T)

 

 

塩味のするもの、スパイシーなものを食べたら大惨事

 

 

辛いものは、口内炎に辛い(うまい!?)

 

 

 そんなとき、我慢したりアフタッチを貼るのも手ですが

 

 

口内炎は、漢方も役に立ちます 

 

 

一般的に、口内炎には黄連が良いとされます

 

 

黄連(オウレン)

 

 

これは、市内にも生えていました(場所は秘密っす)

 

 

花期は、2月下旬から3月くらいと早いです

 

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 加賀黄連と呼ばれ、かつては一級品とされた、キクバオウレン

 

今となっては、国産品は福井県の大野のセリバオウレンしか生産されておらず、基本的に野生をその辺の山などで見ることになりますが

 

この節々とした根っこ(根茎)

 

山の神さま、大事に活用させていただきますといただいてきたキクバオウレン↓

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この細いひげ根を除いた、太い部分をかじると

 

断面は黄色く、しびれるような苦味があります

 

これは、いろんな人に試食してもらった残りで、もっと長かったんですが

 

このサイズでも成長に最低でも5年以上かかります

 

もとの長さからして、おそらく10年以上のクラスのものでしょう。

 

 

ちゃんと山の神さまに、いただくときは挨拶しましょう♪

 

 

この強烈な黄色い苦味成分はベルベリンと呼ばれる薬用成分で、強い抗菌効果があり、チフスや赤痢にも効能があるらしいのです。

 

ベルベリンは腸から吸収されないので、黄連解毒湯の抗炎症や動脈止血などはまた、別の成分や生薬の組み合わせで発揮されていると考えられます

 

 

黄連が配合されていて、かつドラッグストアに置いてある有名なものは

 

 

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

 

です

 

他にも、竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)

 

があるが、これはまた別。

 

 

半夏瀉心湯も黄連解毒湯も口内炎によく効くとされています

 

 

「されています」と書いたのには理由があり

 

 

のめば5〜6分で効く芍薬甘草湯とは違い

 

 

あっという間に、口内炎が消えることはないです

 

 

経験上、医療用の黄連解毒湯(DS販売品のおよそ2倍量)を、2回分、

 

 

5gを頓服でのんだところ

 

 

痛みは取れました

 

 

しかし、なかなか炎症そのものは収まらなかったです

 

 

しかし、気づくと数日で治っていたという感じですね

 

 

口内炎には、大きく分けて(大きな病気以外で)

 

 

頬などを食事中などに間違って噛み砕いて、口の中が血まみれになって起こるもの

 

 

疲れていて、それが身体に現れるとき、サインとして口内炎が出るもの

 

 

があり、

 

 

両方共、なかなか治らないのが悲しい(T_T)

 

 

前者の誤って噛み砕いた方は、アフタッチでも併用することを勧めます。

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

 

犬歯の当たるところとか、歯の当たるところは本当に治りにくいです

 

 

アフタッチなどの併用、他には歯磨き後に、口の中をリステリンのようなものでゆすいで清潔に保つのも大切。

 

 

後者の疲れからのものは、原因から見直す必要があります

 

 

黄連解毒湯も半夏瀉心湯も、あくまで「泣くほどの痛みを取ること」

 

 

くらいの認識で使ったほうがいいと個人的には思います。

 

 

黄連は、要注意生薬の1つで

 

 

強烈にお腹を冷やす

 

 

という作用があります

 

 

 

お腹が冷えると、決まって下痢をする人は注意されたいですね

 

 

これを避けるために

 

 

冷たい水でのまない

 

 

ことが大切になりますが

 

 

半夏瀉心湯には、黄連の副作用の対策がなされています

 

 

半夏瀉心湯には、生姜(乾姜)が入っており

 

 

黄連で胃が冷やされすぎるのを抑えてくれます

 

 

なので、お腹の冷えが心配な人は、半夏瀉心湯をオススメします

 

 

構成生薬をいつものように分析しますと、

 

 

半夏瀉心湯も黄連解毒湯も

 

 

黄連

 

黄芩(おうごん)

 

 

が入っており、この組み合わせで、中程度の抗炎症効果があると言われています

 

 

これに期待するので、黄連解毒湯でも半夏瀉心湯でもどちらでも構わないですが

 

 

涙が出るほど痛いものには、一日3回食前では効かないので

 

 

医療用(市販品の約2倍程度の濃度)なら頓服で2回分

 

 

DS販売分なら薄いぶん、裏の成分量を見て、自己責任で加減して

 

 

あくまで痛み止めのつもりで使用すると、あれ?効かないゾ・・がなくなると思います

 

 

特に疲労が原因の場合

 

 

よく寝て

 

 

補中益気湯も一緒にのんで気力体力の回復をはかり

 

 

大元から見直してやる必要があります

 

 

噛み砕いたわけでもないのに、口内炎が出没したら身体が疲れてきた証拠です

 

 

自分に優しく、身体を休めてあげましょう♪

 

 

☆追記。

 

番外編で、漢方薬局にいけば置いてあるところも多い松寿仙(しょうじゅせん)

 

 

という液体(?)があります。

 

松葉とクマザサと朝鮮人参の

 

汁(?)みたいなものですが

 

のむと明らかに血流が良くなるのがわかる人気の商品です。

 

一日、15mlをのむんですが、あの松葉の臭いがまんまするので、僕は緑茶に溶かしてのんでました。

 

約10日分、1本で2000円近くしますが

 

これ、実は口内炎によく効くと評判です

 

秘技、原液を少し塗るようにのむというか

 

松寿仙が通った消化管が元気になると、長年の愛飲者はおっしゃっています。

 

 良かったら、お近くの「松寿仙」とのぼりの立ってる漢方薬局に相談してみてください。

 

 

ひとこと。

 

 

 

 

庭に定期的に来るアナグマかわいい。

 

 

 

ほんまに、かわいい。

 

 

 

性格は獰猛。

 

 

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡