ココロの漢方

北海道から小笠原諸島まで全国放浪歴あり、一風変わった経歴の薬剤師「広瀬謙典(けんすけ)」のブログです。漢方薬局にいたこともありますが、生き方を根本的に変えて、自分本来の良さを認めて自他ともに豊かに生きていくことが、より本質的な医療であるという思いがあり、好奇心の赴くまま、色んな経験を積み、様々な分野の一流の人に学んだりしていった経験から、せっせこ溜め込んできた知恵や知識などをつらつらとブログとして書きます(^^)/  結果としていっぱい笑った、元気になった、勇気づけられたなら幸いです。

思い出の漢方②釣藤散(ちょうとうさん)〜頭痛の最後の砦;脳動脈硬化症型頭痛〜

清暑益気湯の話は次回にして、

 

前回、思い出の漢方として、漢方にハマるきっかけとなった

 

荊芥連翹湯についての記事を書いた

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

 

今回は、頭痛の総合商社といわんばかりに

 

頭痛に悩まされていた、ある知り合い(親族)が頭痛のうち

 

最後の砦

 

となった、わけのわからない頭痛が漢方で楽になったことがあるので紹介します

 

頭痛

 

偏頭痛には、呉茱萸湯

 

とか

 

〜といえば、〜!

 

が当てはまらないのが、漢方の難しさでもあり、面白いところでもある

 

その知り合いの場合、

 

昔から、頭痛い頭痛いが口癖で、

 

 

でも病院に行っても、脳神経外科のMRIでも極めて脳は綺麗です

 

 

と帰される

 

食い下がっても理由はわからず

 

 

 

市販の頭痛薬は効かず

 

 

テレビのCMで飲んだら治った〜♪というセリフを聞いて、頭痛薬で効くのは頭痛ではないと、よくわからない意見を愚痴る

 

 

 

 

医者に匙を投げられるという後始末。

 

 

 

仕方がないので、週5日程度寝込むしかない

 

 

 

こういうのって、漢方の得意分野

 

僕が漢方やり始めて、

 

例えば、低気圧が来ると頭痛くなる分には

 

五苓散(ごれいさん)

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

など、症状別に

 

 

これやろな

 

 

というのをのんでもらうと、あれよあれよと治っていった

 

 

あれほど、寝込んでいたのがだいぶなくなったと連絡があったときは、安堵した

 

 

しかし、、、

 

 

ただひとつ

 

 

夜中に激痛で目が覚めて、以後朝まで寝れない

 

 

という謎の頭痛だけは、瘀血下す漢方でも治らない

 

 

偏頭痛でも、緊張型でも群発でも低気圧でもない

 

 

 

八方塞がりかと思ったとき

 

 

 

その知り合いが

 

 

 

 

テキトーに、ドラッグストアで買ってきた

 

 

 

 

テキトーにって、、、

 

 

 

漢方を寝る前にのんだら、

 

 

 

嘘のように翌日は楽だったという

 

 

久しぶりにぐっすり寝れたという

 

 

何買ったん?

 

 

と聞くと

 

 

 

釣藤散(ちょうとうさん)

 

 

 

だった。

 

 

 

釣藤散は、釣藤鈎(ちょうとうこう)という、カギ爪のような生薬をベースにしたもので、

 

 

高血圧

 

 

などに使う、かの大塚敬節先生が発案したという

 

 

七物降下湯(しちもつこうかとう)

 

 

にも含まれる、重要な生薬である。

 

 

カギ爪の形状通りと言ってはなんだが、胃にくることもあるので注意が必要なのと

 

 

煎じすぎると、成分が飛んで効果が弱くなることも有名である

 

 

この、釣藤鈎を使った釣藤散

 

 

ドラッグストアで普通に売られている

 

 

そのウリ文句を見て、テキトーに買ってきたらしいが

 

 

マジで、明らかに違うし、毎晩飲んでると夜中に激痛で目が覚めることが激減したというのだ

 

 

必死で調べると

 

 

 

夜中に激痛で目が覚める

 

 

 

という症状は、典型的な

 

 

 

脳動脈硬化症型頭痛

 

 

 

の症状であるらしい。

 

 

 

脳動脈硬化症頭痛

 

 

のうどうみゃくこうかしょうがたずつう

 

 

・・・。

 

 

知らん、そんな頭痛初めて聞いたぞ、、、

 

 

 

漢字の特権

 

 

漢字を見れば、だいたい意味がとれる

 

 

脳動脈が、動脈硬化して頭痛になる

 

 

その症状は

 

 

夜中に激痛で目が覚める

 

 

というもの。

 

 

なるほど、釣藤散の主薬、釣藤鈎には

 

 

脳動脈はもちろん、血管をゆるめて血の巡りを良くする効果もある

 

 

そこで、医療用を買って

 

 

寝る前だけのんでもらうことにした

 

 

他の頭痛も、低気圧は五苓散など飲み分けてもらい

 

 

週に5日くらいは頭痛で立てずに寝込むことが多かったのが

 

 

立てないのは、月1回あるかないか

 

 

まで激減したというから、漢方さまさまである

 

 

この前の記事でも述べたが

 

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

ドラッグストアで、なんとなく気になった漢方を買って試す

 

 

というのは、結構、身体が直感的に求めているのかもしれないのでオススメだ

 

 

濃度も医療用に比べて薄く、試しやすいが効きも浅いことも多いので

 

 

効いたなと感じれば、医療用をのめばいいと思う。

 

 

それにしても、頭痛ひとつとっても

 

 

文献通りというか、一筋縄にはいかないのが漢方の面白さかもしれない。

 

 

 

 

ひとこと。

 

 

 

 

 

できれば、一筋縄にいってくれ。

 

 

 

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡