日本一ナマケモノの薬剤師(自称)、広瀬謙典のぶろぐ

北海道から小笠原諸島まで全国放浪歴あり、日本一ナマケモノ(自称)薬剤師「広瀬謙典(けんすけ)」のブログです。漢方薬局にいたこともあります。今は富山に静かに住み着いています。好奇心の赴くまま、色んな経験を積み、気づくと、あなたは何になりたいのか、どういう方向性なのかよくわからない大賞受賞。仕方ないので、過去の経験から、せっせこ溜め込んできた知恵や知識などをつらつらとブログとして書きます(^^)/  ジャグリングのできる薬剤師を目指して富山の片隅で少しだけがんばってます

思い出の漢方①荊芥連翹湯(けいがいれんぎょう)。漢方ハマるきっかけと一貫堂解毒症体質と

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

 

これは、ドラッグストアにも置いてあるので見かけたことがある方も

 

多い・・・

 

多くはないか、、、

 

思えば、6年前にこの荊芥連翹湯と出会ってなければ、漢方との出会いもなかったわけで、思い出深い漢方薬でもある

 

学生時代から、漢方に興味があったわけではなかったが

 

既存の西洋医学の薬による治療は、根本的な治療になってない

 

という実感だけはあった。

 

ろくすっぽ勉強してなかったとはいえ、薬理学は比較的好きな学問であったので

 

作用機序(薬がどういう風に効いていくかという原理原則)をある程度知っているだけに、いや知っているからこそ

 

一見すると、西洋薬が万能のように思えてくるから不思議でもある

 

薬理学をやった人間ならわかると思うが

 

薬の作用機序は、本当に面白い

 

しかし、その一方で

 

やっぱり、痛いところに湿布貼って痛みごまかしてる

 

ようだと直感的に感じることも多かった

 

西洋医学を否定するわけではない

 

先日も、人間ドックを受けてきたばかりやし

 

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

学生時代、バングラデシュ行ったときに腹壊しかけて死にかけたときも

 

ニューキノロン系の抗生剤で助かってるし

 

食中毒で、漢方でいう

 

ケッチン病

 

の状態、手足が氷のように冷たくなって、救急車を呼ぶためのiPhoneすら冷たすぎて持ち上げられれずに難儀した

 

フットウォーマーで温めて、両手で持ち上げて命からがら119番。

 

その経験で、今でも枕元には携帯電話をガラケーも含めて、2台持ち。

 

要は、死ぬ一歩手前

 

の状態から、救急車呼んで点滴打ってもらって助かってるので、

 

西洋医学は否定しない。

 

ただ、多くの薬物治療は

 

その場しのぎ

 

にすぎないことも事実である

 

それは、普段の生活態度を改めない漢方治療でも同じではあるが・・・

 

 

ともかく

 

 

大学の6回生までは、漢方に興味はなかった

 

 

しかし、当時(今もか・・)悩んでいたのが

 

副鼻腔炎

 

であった。

 

 

鼻の奥から、生乾きで放置されたボロ雑巾の臭いがする

 

 

周囲を探しても雑巾はない

 

 

鼻水のかわりに、膿が出る

 

 

そういう状況で目に止まったのが

 

 

荊芥連翹湯である

 

 

よくある、ドラッグストアのパッケージに

 

 

副鼻腔炎の方にと書いてあったというのが主な理由

 

 

薬学生がパッケージの宣伝文を見て買うようでは駄目だとは思うが、、、

 

 

なんとなく買ってみて、飲んでみてびっくりした

 

 

2,3日くらいでみるみる鼻が通って

 

スースーと気持ちよく鼻呼吸できるのを実感でき

 

雑巾臭がなくなり

 

膿の黄色さも取れていった

 

 

これには、びっくりした

 

 

もちろん、個人差があるので一概に言えないが

 

 

相当合っていた証拠だろう

 

 

 ちなみに、どの漢方が効くかを事前に知る以上に

 

 

どの漢方をのんだら効いたか

 

 

をよく覚えておいたほうがいい

 

 

理論以上に、実学なので

 

 

理論ではコレといっても、その人に合うとは限らず

 

 

意外と本などに書いてないものが合ったりするものも多いので、そこは実際に効いたものを重視する

 

 

ちなみに、副鼻腔炎だから荊芥連翹湯というわけではない

 

 

荊芥連翹湯には、後で解説するが

 

 

黄連

 

 

が入っており、強力にお腹を冷やす

 

 

僕の経験では、冷たい麦茶でのんで

 

 

寝冷えのようなお腹のゆるさ

 

 

を経験したことがあるので、慎重でありたい生薬だ

 

 

お腹が冷えると下痢する人は、荊芥連翹湯を控えたほうが良い。

 

 

僕の体質は、

 

 

昔、漢方一貫堂という流派があり

 

 

そこの流派でいうところの

 

 

解毒症体質(げどくしょう)

 

 

である。

 

 

特徴としては

 

 

小さい頃、小学生の頃は

 

 

扁桃腺炎や中耳炎をやりまくり

 

 

カゼをよくひき

 

 

わめくような、癇癪のような叫ぶように半狂乱の泣き方

 

 

色黒で、異常なまでのくすぐったがり(くすぐったがりは、大人でも治らない^^;)

 

 

昔の心電図検査のタコの吸盤みたいな、線のいっぱいついたやつをつける検査で、くすぐったすぎて、ゲラゲラ笑ってのたうちまわっては吸盤が外れて、看護師さんに迷惑な顔をされる

 

 

足の裏と、脇と手のひらによく汗をかき

 

 

夏には脇から無臭の汗が、垂れてくる

 

 

水色やピンクのTシャツを着れない。脇汗すごすぎて。

 

 

誰かと握手をする前は、ズボンの上に手のひらを置いて乾かす

 

 

握手のあと、ズボンを見ると手形がついている

 

 

このレベルの多汗やけど、無臭。

 

 

高校生くらいか、20歳くらいから

 

 

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎で悩まされる

 

 

やがて、壮年期に入ると泌尿器系の疾患を起こす

 

 

という体質で、ここまで読んでドンピシャの人は荊芥連翹湯が合うかもしれない

 

 

こういう偶然は本当に面白い

 

 

いずれ、また書こうと思うが

 

 

うちの親族にしても

 

 

ドラッグストアでなんとなく選んできた漢方がよく効いた

 

 

という例もあるので、ドラッグストアで直感的に気になった漢方があったら試してみる

 

 

というのは、案外いい手かもしれない

 

 

僕が、漢方にハマったのは

 

 

気になった漢方をドラッグストアで買ったのがきっかけだったから。

 

 

ちなみに、この荊芥連翹湯は

 

黄連

 

黄芩(おうごん)

 

黄柏(おうばく)

 

山梔子(さんしし=クチナシ)

 

という黄連解毒湯(おうれんげどく)

 

 

 

当帰

 

芍薬

 

川芎(せんきゅう)

 

地黄(じおう)

 

の四物湯(しもつとう)

 

 

の8つをまとめて

 

温清飲(うんせいいん)

 

 

という漢方薬がベースになっており

 

 

荊芥やレンギョウなど、主に

 

排膿(膿を出す)

 

抗炎症(炎症を抑える)

 

の冷やす系の生薬も含めて17種類程度の生薬が配合された漢方薬である

 

 

四物湯は、免疫細胞を増やしたりしてカゼをひきにくくするし

 

 

黄連解毒湯やこれらの抗炎症・排膿系の生薬で、副鼻腔炎や鼻炎や脂漏性の皮膚炎などいろんな炎症もまとめて取れてしまう

 

 

黄連解毒湯は、この解毒症体質独特の、癇癪というか、ブチギレやすさみたいなものも抑えてくれる

 

 

解毒症体質独特の、脇や手のひらの無臭の多汗もマシになるし

 

 

扁桃炎の予防にもなる

 

 

要は、解毒症体質ならではの炎症以外の症状もまとめて取れてしまうということ

 

 

 のんでいる間に扁桃炎を起こしたことがないが、のむのをやめてしばらくしたら扁桃炎を起こしたことはいくらでもあるので、やはり効いているのだろう

 

 

解毒症の体質改善には、この荊芥連翹湯に加えて

 

 

敏感に反応する免疫を整えるために、

 

補中益気湯

 

を併用していくが、経済的にしんどい場合は

 

 

あまりにひどくなったら、1ヶ月程度飲む程度でいいかもしれない。

 

 

 これでも、ずいぶん違う。

 

 

なお、試すときはドラッグストアの漢方は薄いものが、逆に功を奏する

 

 

箱の裏にもあるが

 

 

○○湯エキス(1/2量)

 

 

とあれば、それは本来の半分の濃度しか無いので

 

 

2倍をのんで、初めて本来の1日分になるということ。

 

 

副作用でウダウダ言われることからの保険であると思うが

 

 

薄いので、試しやすいという利点もある

 

 

もし効けば、漢方医院や薬局などで医療用を出してもらえばいいし。

 

 

セルフメディケーションと最近、やたら言われるが

 

 

好奇心から、ドラッグストアの漢方のコーナーに足を運ぶこともまた

 

 

立派なセルフメディケーションへの第一歩だと信じている

 

 

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございました☆彡