日本一ナマケモノの薬剤師(自称)、広瀬謙典のぶろぐ

北海道から小笠原諸島まで全国放浪歴あり、日本一ナマケモノ(自称)薬剤師「広瀬謙典(けんすけ)」のブログです。漢方薬局にいたこともあります。今は富山に静かに住み着いています。好奇心の赴くまま、色んな経験を積み、気づくと、あなたは何になりたいのか、どういう方向性なのかよくわからない大賞受賞。仕方ないので、過去の経験から、せっせこ溜め込んできた知恵や知識などをつらつらとブログとして書きます(^^)/  ジャグリングのできる薬剤師を目指して富山の片隅で少しだけがんばってます

口内炎と漢方と 〜黄連解毒湯と半夏瀉心湯〜

先日、深夜のこと。

 

 

外の庭から、ゴソゴソと音がして、荒い鼻息がして何か物音がする

 

 

平屋だけに窓は人の目線にあり、防犯には人一倍気を使う。

 

 

静かに枕元の護身用(?)模造刀をスラリと抜き、部屋の電気を消して

 

 

カーテンを開けると同時に、平屋の窓をガラッと開け放って

 

 

誰や!?

 

 

 

と言うと、そこには、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

アナグマ

 

 

 

 

 

がスフィンクスみたいに、ちょこんと座って休んでいて

 

 

 

え? なに? ほえ〜?

 

 

 

という感じで、冷静にこっちを見ていた

 

 

 

 

もふもふの短足で癒し系。

 

 

 

落ちていた、柿の青い実をひたすら食っていた

 

 

 

軒下にはヒキガエルが住み着いている

 

 

 

あれ、何の話をしようとしていたのか・・・

 

 

 

 

そう、口内炎は辛い

 

 

 

アナグマがなんで出てきたんやろ・・・

 

 

 

塩味のするもの、スパイシーなものを食べたら大惨事

 

 

 そんなとき、我慢したりアフタッチを貼るのも手だが

 

 

漢方も役に立つ

 

 

一般的に、口内炎には

 

 

黄連

 

 

が良いとされる

 

 

黄連(オウレン)

 

 

これは、市内にも生えていた

 

 

花期は、2月下旬から3月くらいと早い

 

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 加賀黄連と呼ばれ、かつては一級品とされた、キクバオウレン

 

今となっては、国産品は福井県の大野のセリバオウレンしか生産されておらず、基本的に野生をその辺の山などで見ることになるが

 

この節々とした根っこ(根茎)

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この細いひげ根を除いた、太い部分をかじると

 

断面は黄色く、しびれるような苦味がある

 

これは、いろんな人に試食してもらった残りで、もっと長かったが

 

このサイズでも成長に最低でも5年以上かかる

 

もとの長さからして、おそらく10年以上のクラスのものだ

 

この強烈な黄色い苦味成分はベルベリンと呼ばれる薬用成分で、強い抗菌効果があり、チフスや赤痢にも効能があるらしい。

 

ベルベリンは腸から吸収されないので、黄連解毒湯の抗炎症や動脈止血などはまた、別の成分や生薬の組み合わせで発揮されているものだろう

 

黄連が配合されていて、かつドラッグストアに置いてある有名なものは

 

 

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

 

である。

 

他にも、竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)

 

があるが、これはまた別。

 

 

半夏瀉心湯も黄連解毒湯も口内炎によく効くと

 

 

されている

 

 

「されている」

 

 

と書いたのには理由があり

 

 

のめば5〜6分で効く芍薬甘草湯とは違い

 

 

あっという間に、口内炎が消えることはない

 

 

経験上、医療用の黄連解毒湯(DS販売品のおよそ2倍量)を、2回分、

 

 

5gを頓服でのんだところ

 

 

痛みは取れた

 

 

しかし、なかなか炎症そのものは収まらなかった

 

 

しかし、気づくと数日で治っていたという感じ

 

 

口内炎には、大きく分けて

 

 

頬などを食事中などに間違って噛み砕いて、口の中が血まみれになって起こるもの

 

 

疲れていて、それが身体に現れるとき、サインとして口内炎が出るもの

 

 

があり、

 

 

両方共、なかなか治らない

 

 

前者の誤って噛み砕いた方は、アフタッチでも併用することを勧めるが

 

 

後者の疲れからのものは、原因から見直す必要がある

 

 

黄連解毒湯も半夏瀉心湯も、あくまで

 

 

泣くほどの痛みを取ること

 

 

くらいの認識で使ったほうがいいと個人的には思う。

 

 

黄連は、要注意生薬の1つで

 

 

強烈にお腹を冷やす

 

 

という作用がある

 

 

 

お腹が冷えると、決まって下痢をする人は注意されたい

 

 

これを避けるために

 

 

冷たい水でのまない

 

 

ことが大切になるが

 

 

半夏瀉心湯には、この対策がなされている

 

 

半夏瀉心湯には、生姜(乾姜)が入っており

 

 

黄連で胃が冷やされすぎるのを抑えてくれる

 

 

なので、お腹の冷えが心配な人は、半夏瀉心湯をオススメする

 

 

半夏瀉心湯も黄連解毒湯も

 

 

黄連

 

黄芩(おうごん)

 

 

が入っており、この組み合わせで、中程度の抗炎症効果があると言われている

 

 

これに期待するので、黄連解毒湯でも半夏瀉心湯でもどちらでも構わないが

 

 

涙が出るほど痛いものには、

 

 

一日3回食前では効かないので

 

 

医療用なら頓服で2回分

 

 

DS販売分なら薄いぶん、裏の成分量を見て、自己責任で加減して

 

 

あくまで痛み止めのつもりで使用すると、あれ?効かないゾ・・がなくなると思う。

 

 

特に疲労が原因の場合

 

 

よく寝て

 

 

補中益気湯も一緒にのんで気力体力の回復をはかり

 

 

大元から見直してやる必要がある

 

 

噛み砕いたわけでもないのに、口内炎が出没したら

 

 

身体が疲れてきた証拠である

 

 

自分に優しく、身体を休めてあげましょう♪

 

 

 

 

ひとこと。

 

 

 

 

アナグマかわいい。

 

 

 

ほんまに、かわいい。

 

 

 

性格は獰猛。

 

 

 

☆今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡

 

 

 

猛暑の一番のくすりを考える。7月エアコンなしで生活して、熱中症対策の漢方をのんで思うただ一つの薬とは、、、

盆で更新をしてませんでしたので、そろそろ。

 

 

猛暑の一番のくすり。

 

 

火水木金、また暑くなります。

 

 

真夏の最後の抵抗か。

 

 

猛暑の一番のくすりは、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

我慢しない

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

ヘタレる

 

根性捨てる

 

漢方でなんとかしようとしない。

 

毎年乗り切ってるし、まあ、いけるかと思わない

 

今年の猛暑は災害レベル。まあ、いけない。

 

エアコンが家になければショッピングモールとか涼しいところへ、避難。

 

 

エアコンなんて、つけっぱでも一日電気代200円とかそんなんです。

 

 

熱中症は、死ぬ可能性のある病気です。

 

 

ナメてると天国にアセンションします。

 

 

暑さに慣れると、暑さに対する感覚が麻痺します。

 

30℃? ああ、涼しいみたいな・・・

 

確実に、身体に負担はかかってますが・・。

 

以前、衛生薬学のことを調べていて

 

黒球温度計の項目を偶然見つけて、生活家電レベルでいいのがないか調べたら

 

 かなり性能いい温度計見つけました。

 

わが家にも置いています。

 

熱輻射も考慮する黒球温度計モデルも倍のお金出せば手に入りますが、これで必要十分かと。

 

 

わりと正確な温度に湿度、夏は熱中症の危険度、冬は乾燥からのインフルエンザ警告表示機能がついて

 

これで3000円以内では安い投資ではないでしょうか。

 

黒球温度計モデルは、外仕事や暑い場所で仕事や運動など活動する人、特に管理する立場にある指導者・責任者は必携のアイテムでしょう。

 

日陰だから、屋内だから涼しいとは限りません。

 

町工場で働いたことありますが、トタンの屋根からの輻射は強烈ですので、屋内でも油断できないし、むしろ安心する分、熱中症のリスクは高くなります。

 

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科学に頼れるところは頼る。

 

 

 

絶対に我慢せずに、積極的にヘタれましょう♪

 

 

 

ひとこと。

 

 

熱輻射(ねつふくしゃ)は、黒球(こっきゅう)温度計で測るということを覚えるだけのゴロ合わせ

 

 

腹式呼吸。

 

 

輻式黒球

 

 

わりとマジで。

 

 

何年経っても忘れない、短いけどインパクトのあるゴロ合わせ。

 

 

熱輻射も考慮した温度で、よくある熱中症の暑さ指数は計算される

 

 

まさか、こんな所で熱輻射の知識が生きるとは・・・

 

そして、それを学生時代に教えてほしかったな・・・

 

いや、不真面目で覚えていないだけなのか・・・

 

 

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございました☆彡

 

漢方のかぜ薬といえばこれ、参蘇飲(じんそいん)〜妊婦さんものめる、漢方の総合感冒薬〜

ドラッグストアに行けば、さも風邪薬のように売られている葛根湯

 

ですが、

 

あれは発汗一発療法のためのもので、

 

 

厳密には風邪薬ではないうえに

 

 

構成生薬を見る限り、

 

 

風邪の症状がマシになるものが、1つも含まれていない^^;

 

 

強いて言うなら、麻黄か。

 

 

 

多分、おそらく、いや僕の勘ですが

 

 

 

売ってる方も、よくわかっていない

 

 

 

のが現状かと。

 

 

これに喝を入れるべく?

 

 

漢方のかぜ薬といえば、コレ

 

 

というものを紹介します

 

 

それは、、、

 

 

参蘇飲です(-ω☆)キラリ

 

 

じんそいん

 

 

と読みます。

 

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前にいた漢方薬局で買った分の瓶。

 

商品名こそジンソニン®ですが、じんそいんです。

 

この商品は、一般には売られてません(T_T)

 

ので、通販で別メーカーのものを買う必要があります。

 

 

これ、ほんとよく売れてましたよ。。。

 

 

いつもどおり、構成生薬の分析から。

 

 

構成生薬の組み合わせを知ることで、応用が効くのでありまする〜

 

 

チンピ

 

ハンゲ

 

ブクリョウ

 

カンゾウ

 

ショウキョウ

 

以上が、

 

二陳湯といって、水毒(体内の水分バランスが崩れまくってる状態)を治すもので

 

以前、藿香正気散で花粉症対策した記事で解説したのと同じです。

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

花粉症のドッパドパ鼻水レベルの水分バランス異常もマシになるレベルです。

 

鼻水にいいでしょう。

 

 

あとは、

 

ニンジン

 

モッコウ

 

タイソウ(なつめ)

 

ソヨウ(紫蘇の葉)

 

(チンピ)

 

(ショウキョウ)

 

これらは胃薬にもなります。

 

というのも

 

ゼンコ

 

カッコン

 

が胃にこたえるのを防いでくれます

 

こいつらは、解表(げひょう)といって、これも色々ありますが要は

 

汗出したりしてウイルスぶっこ○すように働きます。

 

ちょい、体力使うので

 

人参は、消費した気力の回復にも効果があるかもしれません。

 

あとは、

 

キジツ

 

キキョウ

 

で痰が切りやすくなって、コロッと出てきます

 

出やすすぎて咳のときに、同時にポーンと痰が飛ぶこともあるので注意

 

(ハンゲ)

 

(ゼンコ)

 

※()は既出

 

は咳止め

 

です。

 

要は、

 

咳、鼻水、解熱、去痰 & 胃薬

 

という

 

正真正銘の

 

 

総合感冒薬です。

 

 

これを、総合感冒薬というのです。

 

 

葛根湯は風邪薬コーナーに置いてはいけないのです・・・。

 

 

この参蘇飲の一番大きな特徴は

 

 

妊婦さんOK

 

 

です。

 

 

葛根湯は妊婦さんダメです!

 

 

ドラッグストアは、どう考えても参蘇飲を売るべきでしょう(笑)

 

 

ドラッグストアにたま〜に置いてたりしますが、普通はまず置いてないので

 

 

通販で購入されることをオススメします。

 

 

常備薬に最適!!

 

 

てか、常備薬にしましょう♪

 

 

僕も、漢方勉強するまで、存在すら知りませんでしたが

 

 

汗がなく、首筋がやたらこわばるとか、強烈な悪寒の場合は、葛根湯や麻黄湯による発汗一発療法になりますし(体力を消耗するので、妊婦さん、高齢者、子供さん禁止)

 

鼻水やくしゃみがやたら強く出るときは、小青竜湯や麻黄附子細辛湯をお湯でのんだりしますが(いずれも麻黄が入っており、附子も入ってるので妊婦さん禁止)

 

 

いつもと違って、カゼっぽいゾ

 

あ、咳出てきたっぽいゾ

 

という絵に描いたようなカゼの初期にのむと

 

劇的に良くなります、ホンマに・・・。

 

 

半分くらい胃薬みたいなものなので、お試しあれ♪(自己責任で(^^)/)

 

 

僕のオススメは、補中益気湯との併用です。

 

 

☆葛根湯の発汗一発療法は発汗に体力を消費してヘロヘロになりますが、参蘇飲でも、解表の生薬が入ってるので、人によってはヘロヘロになります。

 

その場合、補中益気湯をのむと元気になります。

 

市販のドラッグストアのものはたいがい本来の半量など薄いので、効かせるために「自己責任」で加減するのもありでしょう。

 

いずれにせよ、ヘロヘロの状態で補中益気湯で回復してもいきなり仕事とかはNGです。

 

よく寝て、体力を完全に回復させましょう♪

 

そうすると、今まで取れなかったスポーツのしつこい筋肉痛などが取れたりすることもあり、身体の回復を促進させるためにカゼ引いたんじゃないかと不思議に思うことが多々あります。

 

 

 

参蘇飲の存在知ってるか知らないかで、この先の人生のクオリティ変わります。

 

 

 

特に妊婦さんって、市販の西洋薬はもとよりほぼNGやし、漢方でも飲める薬が限られるので。

 

 

 

五苓散もそうですが、

 

blog.omoshiro-yakuzaishi.fun

 

 

 

知は力なり

 

 

です、ほんと。

 

 

 

ひとこと。

 

 

 

 

 

なんで、家の中にコオロギがおんねん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

☆今回も、最後までお読みいただきありがとうございました☆彡